2021.08.16 | HOW TO

メガネは思っている以上に汚れている!傷つけずに洗う方法は?

メガネは存在感があり、顔の印象を大きく左右するアイテムといえます。ただ、メガネは通常の使い方をしていても、案外汚れやすいものです。よく見ると、思っている以上に汚れていることもあるため、注意が必要です。この記事では、メガネが汚れてしまう主な原因や、フレームやレンズに傷を付けないように汚れを落とすための方法について紹介します。

メガネに付着する汚れの正体は?

そもそも、どうしてレンズが汚れてしまうのでしょうか。メガネに付着する汚れの正体には、以下の5つが挙げられます。

まつげ

まつげには、油分が付いているため、レンズに当たることで汚れが付着してしまう場合があります。特に、もともとまつげが長い人などは、レンズに汚れが付着しやすい傾向です。また、まつげが抜け落ちた場合は、直接触れていなくても、レンズが汚れてしまう原因になります。

涙も油分も含んでいるため、レンズに付着すると乾いたときに点々とした汚れとなって残ってしまいます。あくびやまばたきをしたときなどはレンズやフレームに涙が飛びやすいため、メガネを外すクセを付けると涙による汚れを予防できるでしょう。

皮脂

顔から出る皮脂がレンズやテンプルなどに付着し、汚れとして残るケースも少なくありません。特に、テンプルの内側や鼻パッドは、顔に密着する部分であり、汚れが目立ちやすい傾向にあります。

化粧品・整髪剤

メイクをしている場合、皮脂だけではなく化粧品もメガネに付着してしまいます。メガネを掛けたままメイクやヘアセットを行うと、化粧品や整髪剤が付着しやすくなります。メガネをキレイに保つためにも、なるべくメガネを外した状態でヘアメイクをするように心がけると良いでしょう。

花粉・ほこり

空気中に舞っている花粉やほこりが、気が付かないうちに付着していることがあります。特に、レンズの外側がつきやすい傾向です。メガネは、部分によって付着する汚れの種類が異なります。きちんと汚れの種類を把握しておくことが、クリアな視界を維持するためのポイントです。

メガネが汚れる原因は?

メガネの汚れの正体について理解できたら、次に「メガネが汚れる主な原因」を知る必要があります。ここでは、メガネが汚れる主な原因にはどのようなものがあるのか、チェックしていきましょう。

無意識の接触

意外に多いのが、メガネを掛けているときに「無意識に触っている」ケースです。無意識の接触が、メガネが汚れる主な原因になっていることがあります。普通にメガネを掛けているだけでも、鼻と耳の周囲でメガネと顔は接している状態です。したがって、まったく汚れが付かないようにするのは、難しいことといえます。普段から行っている「メガネの掛け外し」だけでも、手指の皮脂が付着する可能性があるのです。掛け外しの角度によっては、レンズが顔に触れてしまい、汚れの原因につながります。

特に、「ずれ落ちやすいメガネ」を掛けている人は要注意です。ずれ落ちやすいメガネは、正しい位置に直すために、手で触れる回数が自然と多くなります。結果として、汚れが付く機会が多くなってしまうのです。

メガネの歪み

気が付かないうちに「メガネの歪み」が生じ、汚れの原因になっている可能性も少なくありません。通常、両手を使ってメガネをまっすぐに外していれば、手指の皮脂が付着する部分は限られています。この場合、顔の皮脂や化粧品がレンズに付着する可能性を、最小限に抑えられるのです。ただ、片手でメガネの掛け外しをしたり、メガネを掛けたまま寝たりしている人も少なくありません。このような行為をくり返すと、メガネに歪みが生じる原因につながるため、気を付ける必要があります。

万が一、メガネに歪みが生じると、左右のレンズと顔までの距離に違いが生まれます。このようなメガネの歪みによって顔と接触しやすくなったり、レンズの片方だけに汚れが付着しやすくなったりすることがあるのです。また、テンプルの広がりに左右差が生まれると、メガネを支える位置そのものがずれてしまう原因につながります。すると、テンプルが強く顔に押し付けられるようになり、耳当ての部分だけではなくテンプルの内側全体が汚れてしまう可能性が高まります。

汗が蓄積してできた緑青

汗が蓄積してできた「緑青」が汚れの原因になっていることも珍しくありません。汗が付着したまま放置すると、ネジなどの金属部分に「緑青」ができてしまいます。これは、汗に含まれる塩分や酸によって金属が錆びた結果、できるものです。緑青ができてしまうと、自宅では簡単に落とせなくなるため、ネジなどの金属の交換が必要になります。緑青は、できてから対処するのではなく、できないように予防することが大切です。普段から、メガネに汗が付着したらこまめに拭き取るなど、蓄積しないように工夫する必要があります。汗をよくかく場合は、メガネを定期的に洗うことも大切です。

プラスチックの劣化

汚れの大きな原因の一つが、「プラスチックの劣化」。プラスチックフレームは、熱に弱いのが特徴です。表面が劣化したり変形したりすると、付着した汚れを落としにくくなります。また、プラスチックレンズは傷がつきやすく使用していなくても劣化することがあります。プラスチックは、酸や薬品にも弱く表面が変質すると汚れが目立ちやすくなるため、扱いには十分気を付けましょう。

メガネの汚れは拭かずに洗う

メガネの汚れが気になるとき、拭いて対処している人は多いのではないでしょうか。しかし、メガネの汚れは拭かずに、洗うことが基本です。汚れが付いたメガネを、メガネ拭きなどを使って直接拭くのは避けるようにしましょう。布や紙で拭きつづけると汚れをこすり付けることになる場合があり、レンズやフレームに傷が付いたり、汚れが広がってしまうおそれがあります。ただし、レンズのコーティングは熱や酸、アルカリなどに弱いため、扱いには気を付ける必要があります。入浴時に石けんなどで洗うことも、避けたほうが良いでしょう。

メガネの洗い方は、まず水で汚れを洗い流します。レンズに油汚れが付着している場合は、専用のメガネクリーナーを使いましょう。台所用の中性洗剤を使う場合は、容器に水を貯め薄めて使うとよいでしょう。メガネを洗った後は水でよくすすぎ、柔らかいティッシュなどで水分をよく拭き取ることがポイントです。レンズを挟むようにして、内側から外側に向けて拭くとキレイに仕上がります。また、接続部やレンズの溝は水が残りやすいため、拭き残しがないように、丁寧に手入れを行いましょう。快適な使い心地にこだわるのなら、仕上げにくもり止めを使うと効果的です。くもり止めを使うとメガネがくもりにくくなり、すっきりとした視界をキープしやすくなります。

こびりつく前に汚れを落とそう

メガネに付着した汚れは、長い期間放置すると軽い力ではなかなか落とせなくなってしまいます。そのため、こびりついてしまう前にきちんと汚れを落とすことが大切です。自分でケアをするのが面倒だったり、やり方がよく分からず不安だったりする場合は、プロに任せるのがおすすめです。最寄りの「OWNDAYS」でメンテナンスを兼ねて、クリーニングをしてみてはいかがでしょうか。

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