2022.09.20 | HOW TO

サングラスレンズの素材・機能は多種多様!それぞれの特徴と選び方を解説

一口にサングラスといっても、レンズの素材や機能など様々な種類があります。そのため、装着時の満足度を高めたいのであれば、個々の特徴を正確に把握したうえで選ぶことをおすすめします。同じようなデザインでも、重さや耐久性などに差があるので気をつけましょう。そこで今回は、サングラスの素材や機能の違いについて説明し、レンズ選びで失敗を避けるためのポイントも解説します。

サングラスレンズの素材は2種類!

サングラスレンズの素材は、大きくガラスとプラスチックの2種類に分けられます。以下にそれぞれの特徴を紹介するので、メリットや注意点をしっかり押さえておきましょう。

透明性が高く耐久性に優れる「ガラスレンズ」

ガラス製のレンズの特徴として透明性の高さが挙げられます。通過する光量が多いので明るい視界を確保しやすく、裸眼での見え方と違和感が生じにくいです。そのため、サングラスを長くかけてもいても、眼精疲労や頭痛が起こりにくいというメリットもあります。熱に強いという特徴もあるので、真夏の車中に置き忘れた場合なども、コーティングの劣化やひび割れのリスクが少ないです。

また、レンズの素材としては硬度が高いため、物や爪などが表面に接触してもキズがつきにくいです。乱雑に扱わなければ、とても長く使い続けられる見込みがあります。ただし、机の上などから床に落下させると、簡単に割れることもあるので注意が必要です。ガラス製ならではの重みによって、衝突による威力を強く受けます。

軽くてデザインが豊富な「プラスチックレンズ」

プラスチック製のレンズの特徴は軽さであり、サングラス装着中の重みによる耳への負荷を減らせます。また、加工の自由度が高いため、デザインのバリエーションがとても豊富です。染めやすいこともポイントで、いろいろなカラーレンズが製作されています。ファッション性を重視するサングラスのパーツとして、広く用いられているのが実情です。なお、光学的な性能が優れているCR-39をはじめとして、プラスチックの材質には多様なタイプが存在します。

たとえば、より軽量なポリカーボネートは耐衝撃性も高く、安価なトリアセテートはサングラスのコストダウンに役立っています。いずれも落下時などに割れにくいというメリットがありますが、表面はキズに対して強くありません。熱の影響を受けやすいという特徴もあるため、高温の環境下ではひび割れのリスクなどに警戒が必要です。

サングラスレンズの機能は3種類!

サングラスレンズは素材だけでなく、機能面での分類も可能です。一般的なタイプはUVカットを行えるので、その他の代表的な3つの機能について紹介します。

見た目がカッコいい「ミラーレンズ」

ミラーレンズとは、文字どおり鏡のように光を反射するレンズです。特殊なコーティングが施されており、表面には景色などが映ります。強烈な日差しもはね返せるので、目をまぶしさから守る性能がとても高いです。また、サングラスをかけている人の目は周囲から見えません。それゆえ、どこを見ているのか悟られにくく、表情から心理を読み取られることも防ぎやすいです。

このメリットは対戦相手との駆け引きに役立つため、ミラーレンズのサングラスは多くのスポーツ選手に愛用されています。スタイリッシュな印象を演出できるので、ファッションアイテムとしても人気が高いです。キャンプやビーチでもアクセサリー感覚でよく使われます。

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光が反射しにくい「偏光レンズ」

偏光レンズも、光から目を保護する性能に長けています。こちらは偏光膜というフィルターをレンズとレンズの間に挟んで、片側からの光だけが目に届くように加工されているのです。光がよく照り返される雪原や水面で有効ですし、アスファルトの路面で起こる反射の対策としても効果的です。したがって、アウトドアや運転でサングラスを活用したい人におすすめしています。

カラーが自動的に変化する「調光レンズ」

調光レンズの特徴は、カラーが自動的に変化する機能を持っていることです。紫外線や光の量が増えるとレンズカラーが濃くなり、少なくなると薄くなります。環境に合ったカラーになるため、個別にサングラスを用意する手間や費用がかかりません。それどころか、室内でほぼ透明になる調光レンズを利用すれば、普通の眼鏡とサングラスの使い分けすら不要になります。

ただし、ずっと機能が続くわけではない点に要注意です。上記のような調光は感光物質を含むコーティングで実現しています。そして、調光の繰り返しによってコーティングは次第に劣化していくのです。最終的に3~4年で寿命が尽きるので、それぐらいの期間を目安として買い替えが必要です。

調光レンズの詳細はこちら

失敗しないサングラスレンズの選び方

素材と機能について十分に理解すれば、サングラスの選択に必要な基礎知識は身につけたことになります。次に、失敗を避けられる選び方も説明するので把握しておきましょう。

用途に合わせたカラーを選ぶ

プラスチックレンズはカラーのバリエーションが豊富であり、それぞれ光に対する作用が異なります。そのため、用途やシーンをしっかり考慮したうえで、適切なものを選択しましょう。

たとえば、運転中に装着するサングラスを選ぶなら、光のカットが均一で色調が乱れにくいグレー系やスモーク系が良いでしょう。一方、スマホやパソコンをよく使う場合は、高いブルーライトカット効果を持つオレンジ系がおすすめです。また、長時間サングラスをかける人には、見え方が自然で目にかかる負荷の少ないグリーン系が向いています。まぶしくて困っているなら、その原因になりやすいオレンジや黄色の光を抑制するブルー系がうってつけです。

ドライブグレー系・スモーク系

スマホ・パソコン操作オレンジ系

長時間の使用グリーン系

眩しさ軽減ブルー系

紫外線透過率や紫外線カット率を確認する

サングラスの重要な仕様として、紫外線を防ぐ性能について確認しておきましょう。基本的にUVカットの機能はありますが、ファッション用グラスに関しては話が別です。濃いカラーのレンズを使っているだけの製品もあり、それをかけても紫外線はあまり防げません。したがって、ファッション性にこだわりすぎず、目を保護する性能も意識して、紫外線透過率や紫外線カット率をチェックすることが大事です。

これらは表示義務があるため、サングラスに付属しているタグなどを見ると簡単に分かります。ただし、数値の見方を誤りやすいので気を付けてください。紫外線透過率に関しては低いほうが高性能で、紫外線カット率に関しては高いほうが高性能です。

顔の形に合うサイズを選ぶ

顔の形に適したサイズを選ぶこともポイントの一つです。紫外線はレンズを通過した分だけでなく、顔とフレームの隙間からも目に届いてしまいます。しかも、紫外線が側面から到達すると、水晶体などに集中的に当たるコロネオ現象が起こり、ダメージが大きくなりやすいです。よって、隙間から紫外線をあまり侵入させないように注意する必要があります。顔の形や大きさを考慮して、なるべくフィットするサイズを選択しましょう。

カバーできる範囲が広いからといって、大きすぎるサイズを選ぶと不格好になります。縦幅は、フレームの上部が少し眉にかかるぐらいが理想です。横幅は、フレームの両端が顔からはみ出さない程度にサイズ感が最適です。

サングラスレンズの特徴はさまざま!目的に合うものを選ぼう

サングラスレンズの特徴は素材や機能によって異なります。装着の目的を明確にしたうえで、自分に合うものを適切に選ばなければなりません。とはいえ、性能とカッコよさを兼ね備えているサングラスを探すのは難しい場合もあります。妥協することなく、どちらの要素も追求したい人はOWNDAYSを利用すると良いでしょう。優れたファッション性を誇るサングラスが充実しています。

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