OWNDAYS MEETS vol. 27 大草直子スタイリスト

OWNDAYS MEETS 27回目のゲストはスタイリストとして活躍する大草直子さん。スタイリングから執筆業、イベント出演など幅広く活躍する傍ら、3児の母として女性の生き方を提案し続けるの彼女の思いや今までの道程、これからについてお話を伺いました。

大草直子プロフィール写真

大草直子Naoko Okusa

スタイリスト

1972年生まれ 東京都出身。 大学卒業後、現・ハースト婦人画報社へ入社。雑誌の編集に携わった後に独立し、ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなす傍ら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
WEBマガジン「mi-mollet」のコンセプトディレクター。新媒体「AMARC (https://amarclife.com/) 」を主宰。
インスタグラム@naokookusaも人気。
- 主な著書 -
『大草直子のSTYLING&IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」』(講談社)
『毎朝3分で服を選べる人になる』(光文社)
『おしゃれも暮らしも選りすぐり 大草直子の「これいいっ!」』(マガジンハウス)など

スタイリストを目指すようになったきっかけ何ですか?

実は元々目指してたのは雑誌の編集者なんですよ。大学卒業後、中学の頃からの夢を叶えて新人編集者として5年ぐらい働きました。その後、フリーになったんですが、名刺に肩書きを刷らなかったんです。
というのも、編集者として入ったハースト婦人画報社では、企画・スタイリング・撮影のブッキング・原稿書き・校了まで全部1人がやるんですね。1人いれば雑誌を一冊作れてしまう、というような修行をさせてもらったので、フリーになったときにどんなお仕事でもやろうと思ったんです。
企画だけでもやるし、スタイリングだけでもやる。需要があるところに自分を持っていこうと思っていたので、いろんなお仕事をやらせてもらっていました。
そうしてるうちに世の中のスタイリストブームとともに「スタイリスト」と呼ばれることが多くなったんです。
それで「あ、私って『スタイリスト』なんだ」と思って。今の肩書きは「スタイリスト」になってはいるんですけど、自分としてはスタイリングだけをやっているという感覚はあんまりないんですね。
企画やデザインをしたり、執筆をしたり、そしてそれらは自分のキャリアの中のごく一部であると思っているし、そこにすごく助けられた部分もある。なので、周りがそうさせてくれたという感じですね。

スタイリストとしてどんな瞬間にやりがいを感じますか?

スタイリストってピースを集めてパズルを完成させるような仕事だと思うんですね。
ロケ場所が決まって、モデルさんのサイジングとバックグラウンドを調べて、そこで映えるものを考えて、洋服を集めてくる。
例えば、旬の俳優と熱愛報道があって恋愛モードになっている女の子だったら、その子が持っている女の子の部分を引き出せるようなスタイリングを心掛けますね。だから「自分が着せたい服を彼女に着せる」ということはあまりないです。私の仕事は着てくださる方とか、雑誌や媒体のお客様が喜ぶためのピースを集めてくる仕事なので。
撮影本番にそれらのピースがカチッとハマったとき、やっぱりみんなで「うわ〜!」ってなるんですよ。その瞬間は何にも変え難く、得難い瞬間かなと思います。それは何年経っても変わらないですし、その瞬間のためにやっているという感じですね。

印象に残っている仕事はありますか?

もう25年ぐらいやっているので、印象に残っているお仕事はたくさんあるんですけど、スタイリストの仕事でいうと、「Grazia(グラツィア)」(講談社)という雑誌での仕事ですね。
20代の頃に10年やらせてもらった雑誌で『35歳から女はホンモノ』っていうキャッチフレーズだったんですが、最初それが私には分からなくて。
当然読者の方の支持も得られないし、編集長から褒められることもないし、とにかく無我夢中でやっていたんですね。
でも、自分の年齢が重なっていくにつれて『35歳から女はホンモノ』というのが実感として分かってきたんですよ。仕事も落ち着いて、子育てもなんとなくひと段落して、使えるお金も自由になって、ライフスタイルが確立してくる。「大人の自分」というファッションがすごくクリアになってくる時期だなと思って。
そして自分が35歳ぐらいになったときに、読者のアンケートの「好きなテーマ」と「好きなスタイリング」で1位が取れたんですよ。それが自分の中でパッとスイッチが入った瞬間でしたね。
そこから私がずっと尊敬しているメンターの一人だった編集長から「これからは大草さんメインで行くから」と言われて、表紙に自分の名前をを刷ってもらったり、特集を組んでもらったりというのが始まったんですね。その瞬間はやっぱり今でも忘れられない瞬間ですね。

スタイリストとして大切にしていることはありますか?

経験に基づいてものを言うことですね。想像では絶対に言わないようにしています。
見ていただくとわかるんですけど、私が提案するものはリアルクローズなんです。生活の中に子供が3人いて、仕事をしながら、学校に送り迎えをして、子供の世話もするし、家事もする。
私はものすごいハイヒールを毎日は履けないから、それを雑誌の中やメディアの中で提案することはないし、子供がいて生活のシーンがコロコロ変わって行くので、ドレスを着て仕事をすることもない。「毎日のリアルな生活の中で経験したことしか読者の方に提案しない」というを自分のモットーにしています。
なのでファストファッションからハイブランドまで着るし、いろんなテイストも試してみる。やっぱり自分で着てみないと、その素材の良さとか色の心地よさは提案できないのでいろんな服を着るようにしています。だからそれにはお金を使いますね。それだけは今でもずっと崩していないです。

これから挑戦してみたいことはありますか?

(自身のメディア)『AMARC』ではやりたいことがいっぱいあります。
『AMARC』のコンセプトが「今を生きる女性をもっと楽に」というものなんですよ。なのでファッションのスペックやルールもそのコンセプトの中に入っているし、忙しい女性もいるから時短のための工夫もそこで紹介します。
女性たちが「もうちょっと楽に生きる」ための訓練の仕方を紹介したいですね。私は「楽に生きてそうですね」って言われるんですけど、それって別に生まれ持ったポジティブさとかじゃなくて訓練なんですよ。その訓練の仕方みたいなものを紹介していきたいなと思うんです。
『AMARC』はブログみたいなことからスタートしているんですけど、ファッションページも始まるし、セミナーとかレッスンなどの実学の紹介や、ゆくゆくは物販もしていきたいなと思っているんですね。もっともっと女性が楽に生きられるような価値を育てていきたいなっていうのは、今まさここでにやっていることでもあり、本当にやっていきたいことかなと思います。

Guest Select 千一作

  • 千一作/SENICHI14

自分にとってメガネはアイラインの代わりなので、ファッション小物やスイッチを切り替える小物としては絶対になくてはならないものです。
顔がはっきりするもの、パーツがグッと際立ってくるものが好きですね。今日はちょっとゆったりしたニットに合わせてるんですけど、ボーダーとかTシャツとかそういったものとメガネってすごく相性がいいじゃないですか。
幅広いファッションにも合わせやすそうだなと思ってこれを選びました。

品番
SENICHI14
価格
¥14,980 + 税
カラー
C3 ブラウンササ
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