2021.04.07 | HOW TO
丸顔におすすめなメガネの特徴は?チェックすべき項目を知っておこう
丸顔でメガネの購入を考えている人のなかには、どのようにしてメガネを選べばよいのかわからない人もいるのではないでしょうか。顔の輪郭や骨格は、メガネをかけた時の印象を大きく左右します。そこで今回は、丸顔に似合うメガネの条件、具体的なメガネのフレームデザインについて紹介します。また、丸顔の人は避けた方がよいメガネも解説します。
丸顔の人に似合うメガネの条件とは?
丸顔の人がかけたときに自然に見えるメガネは、顔の丸さを強調しないものです。逆に、丸みのあるデザインは、顔をより丸く見せてしまうので要注意。丸顔は他の顔型よりも横の比率が高めなので、縦の比率を高めるようなデザインのメガネを選べば丸みが抑えられてバランスよく見えるようになります。丸顔の人は曲線でやわらかい印象を持っており、直線的なデザインと組み合わせることがベストです。キリッと引き締まって表情も美しく見えます。
丸顔の人に合うメガネのデザインは?
この段落では、丸顔の人に合うメガネのデザインについて3種類を紹介します。
スクエア
「スクエア」とは、リム(レンズを固定している部分)が横長の長方形タイプのものを指します。直線的なデザインなので、知的でスタイリッシュなイメージを与えます。普段使いはもちろん、ビジネスシーンやフォーマルシーンであっても有能な雰囲気を演出できるため、ビジネスマンにも大変人気です。また、そのベーシックな形は年齢性別を問わず誰にでも似合います。流行にも影響されず長く使うことができるでしょう。
ハーフリム
「ハーフリム」とは、レンズの上半分にのみリムがあるデザインをいいます。リムがないレンズのふちに溝を設け、そこにナイロン糸を通してレンズを固定しているので「ナイロール」とも呼ばれています。メガネをかけたとき、リムのラインで顔が上下に分かれて見えるのが大きな特徴。レンズの下にはリムがないので顔の上にラインができず、顔回りがスッキリとしています。このようなラインが上の方にできるハーフリムは、ラインから下の部分が実際よりも長く感じられます。
そのため、丸顔の人にとってはメリハリができて顔全体がバランスよく見えるでしょう。メガネの存在感が強いスクエアが苦手という場合は、メガネの印象が薄まるハーフリムがおすすめです。
ツーポイント
「ツーポイント」とは、リムがなく、レンズに直接穴を開けてブリッジ(鼻の部分)とテンプル(つるの部分)を取り付けたデザインを指します。「リムレス」や「ノンフレーム」「フチなし」ともいいます。リムがない分軽量でブリッジ跡が付きにくく、メイクをする女性に人気のデザインです。メガネ自体の主張や個性が少なく、かけている感じが薄れるためよりナチュラルな印象を受けます。丸顔の丸さを強調させずに、柔らかなイメージだけを残したい場合や、メガネをかけることで印象が変わってしまうことを避けたいときはツーポイントを選んでください。
最大のデメリットは、レンズが破損しやすいこと。強度や耐久性は一番弱く、取り扱いには十分に注意しなければなりません。通常メガネはリムでレンズを支えていますが、ツーポイントの場合はレンズを保護するものがなくネジ部分もぐらつきやすいです。メガネをハードに使う人は別のフレームを選びましょう。
丸顔の人は避けた方が良いデザインは?
この段落では、丸顔の人は避けた方がよい、代表的なデザインについて解説します。
ボストン
「ボストン」とは、丸みを帯びたやや逆三角形のデザインを指します。レトロでかわいらしい印象のメガネで、アメリカのボストンで流行したことからこの名がついたそうです。主な特徴は、「レンズはほぼ円形」「曲線の強調される」「ブリッジやテンプルの付いている位置が高め」といった3点でしょうか。リムの下のラインが低い位置にあることから、かけると縦の長さが短く見え横の比率が高く感じられるようになります。よって、丸顔の場合はますます横幅が強調されることになり、顔全体が膨張した感じにもなりかねません。さらに、丸顔に丸みを帯びたボストンタイプではよりいっそう柔らかさが前面に出てしまい、顔を引き締めるポイントがなくなります。結果として、顔が大きく見えて締まりのない印象になってしまうでしょう。
ウェリントン
「ウェリントン」とは、上辺が下辺よりも広めの丸みを帯びた逆台形で、曲線が強調されたデザインです。大きな特徴は「レンズの縦幅が広い」「丸みを帯びた正方形から丸に近い形」「ブリッジやテンプルの位置が低い」こと。リムより下になる顔半分の面積が小さく見える効果があります。そのため、面長の人には最適ですが、丸顔の場合は縦の長さが短く、横の比率が高く感じられ、丸さが強調されることに。どうしてもウェリントンを使いたい場合は、レンズの高さが浅めのタイプを選びましょう。
素材でメガネを選ぼう
フレームの素材も、見かけを左右する重要な要素です。
フレームに使われる材質には非常に多くの種類がありますが、主にチタンやステンレス・合金などの「メタル」、アセテートやセルロイドといった「プラスチック(セルフレーム)」、ポリアミド・ウルテム・ポリフェニルサルフォンなどの「樹脂」の3つに分けられます。1つ目の「メタル」は、ビジネスからフォーマルまで幅広く使える凡庸性の高さがポイント。チタンやステンレスは丈夫で軽く、耐食性もあるため昔からの愛用者も多いです。
2つ目の「プラスチック」は、現在主流となっているフレーム素材です。カジュアルで鮮やかな色合いのものや個性的なデザインも多く、ファッションアイテムのひとつとしてシーン別に複数所持している人も珍しくありません。セルロイドは独特の光沢があり、変形しにくく、さまざまな模様が作れます。腰やしなりが強いので、シャープですっきりしたフレームには最適の素材。昔はプラスチックのフレームは、ほぼセルロイド製でした。しかし、現在では9割がアセテート製に変わっています。アセテートは透明度が高く、カラフルな色柄や摺りガラス風のフロストなどバラエティーに富んだデザインが、とくに学生や20~30代の若者に人気です。
「紫外線劣化が起こりにくい」「可燃性が低い」といった利点もあります。しかし、セルロイドと比べると弾力性や耐衝撃性は劣りますので変形には気をつけましょう。3つ目の「樹脂」は、熱安定性を持っているため高温・低温による変形や破損の心配がほとんどありません。さらに、可塑剤が含まれていないのでアセテートよりもアレルギーが出にくいといった特徴もあります。肌が弱い人にはおすすめの素材です。中でもポリアミドは医療器具にも使われているほど安全性が高く、子供にも安心してメガネを着用させることができるでしょう。
この他にも、アルミや金、金属アレルギーの原因となるニッケルを使用していない商品もあります。「スクエア」のフレーム素材は、メタルやプラスチック・樹脂のいずれにおいても対応可能です。素材や色の選択が、最も幅広いフレームなのです。デメリットは、フレームの太さによってはメガネの印象が強くなりすぎて輪郭に目が向きにくくなる点でしょうか。そういった場合は、肌なじみのよいブラウン系やべっ甲色などをチョイスすることでメガネの悪目立ちを防ぐことができるでしょう。
実際にかけて確認してみよう
メガネの形状次第で丸みが強調されたりシャープに見えたりと、顔の雰囲気がガラリと変わることがわかったのではないでしょうか。素敵なメガネライフは、いかに自分に似合うメガネと出会えるかです。実際に「OWNDAYS」の店舗へ行ってメガネのフィッティングを体験してみてはいかがでしょうか。いろいろなデザインのメガネをかけ比べてみて、自分にぴったりの一品を見つけてください。