2021.08.16 | HOW TO

乱視でメガネを選ぶポイントとは?対処法を知って適切なメガネを選ぼう

乱視で見えにくい人にとってメガネはとても重要です。乱視の場合、普通に目が悪い人よりも、自分に適したメガネをしっかりと考える必要があります。しかし、乱視とメガネの組み合わせを考えるのは、少しややこしいところがあるので、どのようなものを選べばよいのかわからない人もいるでしょう。本記事では乱視でメガネを選ぶ際のポイントを紹介します。

乱視の特徴や症状を知ろう!

【正視】
縦横方向で光の屈折力が等しく、光が網膜上で一点に集まりピントが合う状態
【乱視】
縦横方向で光の屈折力が異なり、光が網膜上で一点に集まらずピントが合わない状態

乱視とは角膜や水晶体のカーブが均一でないことにより発生します。乱視になると、角膜や水晶体がラグビーボール状になることで、ピントが1カ所で合わなくなります。縦方向はピントが合うものの、横方向はピントが合わないといった状態は、乱視のよくある例です。乱視は近視や遠視を合併することがあり、余計に見えづらくなってしまいます。乱視は生まれつき目の構造に問題があって起こる場合もあれば、加齢によって発生することもあります。

角膜や水晶体の疾患により、目の手術をした際に、角膜の表面に凹凸が生まれたことが原因で乱視になるケースもあります。一般的な乱視は正乱視と呼ばれるのに対し、これは不正乱視と呼ばれます。不正乱視のほうが正乱視よりも光の屈折が不規則なので、症状が重いと言われています。

乱視の症状

乱視になると目が疲れやすくなるのが主な特徴です。視界がぼやけるため、必要以上に目に力が入り、眼精疲労に繋がるケースもあります。目だけでなく、肩こりや頭痛につながることも珍しくありません。物が二重に見えるのもよくある症状です。また、角膜の歪み方によってぶれる方向は変わってきます。縦方向にモノがぶれる人もいれば、横方向にぶれる人もいます。乱視が強くなると、ピントがまったく合わなくなる場合もあります。さらに、乱視は視力低下につながるリスクも高いです。

日常生活に問題がないレベルであれば、通院しなくても大丈夫かもしれません。そうではなく、生活に支障がでているようであれば、眼科に相談するべきです。徐々にではなく、見え方が突然二重にぶれた場合は単なる乱視ではなく、脳になにか原因が発生している可能性も捨てきれません。めまい、吐き気、ろれつがまわらないなどの症状があるときは、早めに医療機関を受診してください。

乱視になったときの対処法

乱視かもしれないと感じたら、まずは眼科で診察をしてもらいましょう。乱視の検査は放射状に描かれた線のどの部分がはっきり見えるかを確認したり、機械を利用したりすることもあります。メガネではなく、コンタクトレンズを用いて矯正したほうがよい場合もあります。一般的な乱視はメガネ、コンタクト、いずれも使用するレンズは円柱レンズです。メガネはコンタクトレンズのように目に密着しないため、目への負担を最小限にできます。

安全に矯正を行いたいのであれば、メガネがおすすめです。乱視用の眼鏡といわれると、厚みのあるレンズをイメージされるかもしれませんが、薄いレンズもいろいろと用意されています。軽度の乱視はソフトコンタクトレンズが矯正に使用されるケースが多いです。ただし、不正乱視になると、メガネやソフトコンタクトレンズで矯正するのは難しくなるでしょう。角膜の表面がデコボコに波打っている場合は、ハードコンタクトによる矯正が必要となります。乱視の症状が重症化すると、角膜移植の手術が必要になる場合もあります。

乱視のメガネの特徴

乱視は大きく分けると、正乱視と不正乱視に分かれます。正乱視は円柱型のレンズ、不正乱視はハードコンタクトによる矯正が一般的です。円柱レンズは円柱を縦方向に切断した形のレンズを想像すればよいでしょう。正乱視であれば、ラクビーボールのように歪んだ角膜の形に対し、円柱レンズを用いたメガネで矯正します。目の歪みがある方向と逆の歪みを持つレンズを用いることで、歪みを打ち消し合い、光の焦点を調整することができます。不正乱視に使われるハードコンタクトレンズは涙がレンズと角膜の隙間を埋めて、レンズに近い役目を果たします。

このアプローチが角膜の凹凸が原因で発生する不正乱視の矯正に力を発揮することになるのです。さらに、正乱視は遠乱視と近乱視に分かれることを覚えておきましょう。遠乱視の人は凸円柱レンズを、近乱視の人は凹円柱レンズを使うことになります。乱視用のレンズは焦点が2つあるのがポイントです。乱視レンズは光が侵入する方向次第で屈折する力が変化するため、別々の焦点を結ぶのです。弱い光の方向と強い光の方向で分岐し、それぞれが別の焦点を作ります。

乱視用メガネをかけると目の印象は変わる?

メガネは度数によって印象が変わることがあります。近視用のメガネをかければ、目が小さく見え、遠視や老眼用のメガネをかけると目が大きく見えます。しかし、乱視用のメガネをかけても、目が歪んでみえるということはありません。乱視用のメガネも視力矯正するためのものですので、目の印象が少し変わるのは確かですが、近視、遠視、老眼鏡に比べるとその変化は軽微です。正乱視は角膜や水晶など、目のレンズとして動作する部分が歪んでいる方向により、直乱視、倒乱視、斜乱視に分類できます。直乱視であれば、目が少し横長にみえることがあります。

倒乱視の場合には、目がやや縦長にみえる可能性があります。乱視に近視も入っている場合、度数が強くなるため、目が小さく見えがちになります。症状が乱視だけであれば、目のサイズはそこまで変化しないのですが、ほかの視力矯正が入ると話は変わってくるのです。顔の印象が大きく変わることに抵抗を覚える人は多いでしょう。目は顔のなかで重要なパーツですので、サイズが変われば印象は大きく変化します。それが嫌で乱視用メガネを避ける人もいますが、過度な心配は不要です。

乱視に加えて近視用のメガネをかけると目が小さくみえることは仕方がないですが、必ずしもそうなるわけではありません。薄型非球面レンズや超極薄レンズを使用すれば、目が小さくなる現象を最小限に抑えることができます。眼とレンズとの距離が近く設計されたメガネを使用するのも効果的です。フレームの大きさによっても印象が変わるのでメガネを選ぶ際には考慮しましょう。女性であれば、メイクを工夫することで目が小さくみえるのをカバーできます。度数の程度にもよりますが、目が小さく見えることを軽減したメガネとメイクを組み合わせれば、目が小さく見えるのをカバーすることができます。

OWNDAYSでは薄型非球面レンズの追加料金が必要ありません。まず、店頭のスタッフに相談してみましょう。

自身の乱視に合わせたメガネを選ぼう!

乱視の場合は、まず自分がどの乱視のタイプかを理解することが大事です。OWNDAYSでは、乱視の方にもおすすめなメガネフレームを多く取り揃えています。オンラインストアで購入してもよいですし、最寄り店舗へ来訪するのもよいでしょう。OWNDAYSであれば、自分にぴったりのメガネがきっと見つかるはずです。

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