OWNDAYS MEETS vol. 25 乙武洋匡作家

OWNDAYS MEETS 25回目のゲストは、乙武洋匡さん。最新鋭の技術を搭載した義足を用いて歩行に挑戦するプロジェクト『OTOTAKE PROJECT』に対する思いや今までの道程、これからについてお話を伺いました。

乙武洋匡プロフィール写真

乙武洋匡Hirotada Ototake

作家

1976年東京都出身。
先天性四肢切断という生まれつき両手両足がない障害を持って生まれ、移動の際には電動車椅子を使用している。
1998年、早稲田大学政治経済学部在学中に自身の半生を綴った『五体不満足』(講談社)を執筆し、ベストセラーとなる。
卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、教育に強い関心を抱き、新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」や小学校教員、東京都教育委員などを歴任。
主な著書に『だいじょうぶ3組』(講談社)『自分を愛する力』(講談社現代新書)『車輪の上』(講談社)など。

2018年11月、最新の技術を搭載した義足を用いて歩行に挑戦する『OTOTAKE PROJECT』を発表、クラウドファディングにて約2000人から支援を受け1700万円を集める。

義足プロジェクトを始めるきっかけは?

以前、義足エンジニアの遠藤謙さん(ソニーコンピューターサイエンス研究所)と対談をさせていただいた時に「小さい時に義足の練習をしたことはありましたか?」と聞かれたんです。
実は1〜2歳の時に義足を練習していた時期はあるんですが、あんまり上手くいかなくてすぐにやめてしまったんですね。そんなお話をしたら彼が「すごく悔しい」と。
「当時の技術で乙武さんを歩かせることは難しかったかもしれないけど、今の技術でなら歩かせられるかもしれない。
もう一回だけ最新の義足を試させて欲しい」と言っていただいて、その2年後このプロジェクトが本格的に始動することになりました。

このプロジェクトに挑戦しようと思ったのはなぜでしょうか?

まずは純粋に「新しいチャレンジが楽しい」というのが理由ですね。
試行錯誤しながら努力して、道が開ける瞬間が楽しいというのが一つと、僕がこのチャレンジに挑むことで、歩くことを諦めている方たちの希望になるかもしれないという期待が原動力となっています。

僕自身、普段の生活で義足をつけて歩けるようになりたいかと言われたら、そうでも無いんですよ。電動車椅子で40年以上生活してるので、今更肉体改造して義足をつけようとは思わないんですね。
でも僕自身があの義足を履きこなして歩けるようになって、同じ境遇にいる人たちが希望を持てるようになるのであれば、僕がやる意味はあるのかなと。

プロジェクト発表後の反響は?

プロジェクト発表後にいろいろな反響をいただく中で、僕らプロジェクトメンバーが意外に感じたのは、「感動した」と言ってくださる方が多かったことですね。
それがなぜだろうと考えたんですけど、皆さんから見ておそらく僕は「手足を失った人」で、このプロジェクトは失った機能を回復させる「リハビリ」なんですよ。
でも僕からすれば、回復させるも何も元々手足がなかったので「ゼロから新しいものを獲得する」という方がしっくりきます。だからこのプロジェクトはメンバー含めみんなワクワクしながらやってるんです。
このチャレンジが世間から「失ったものを取り戻そうとする感動ストーリー」に見えるのか、それとも「今まで誰も達成したことのない前人未到のチャレンジ」に見えるのか、そのあたりの受け止め方も興味深いですよね。

将来の展望は?

僕は今43歳なんですが、43歳ってアスリートで言ったら引退を迎えるような年齢だと思うんですね。それにも関わらず自分を追い込むようなトレーニングを毎日やってると、ふと「俺、何やってるんだろう」って (笑)
でもプロジェクトを見てくださってる皆さんが「2020年の東京オリンピックで義足をつけて聖火ランナーをやって欲しい」と焚き付けてくれて、プロジェクトチームでも「どうせやるならそこを目指すか」という気になってきています。まだ夢物語のようではありますけど。

あとは最終的な目標としては「空を飛ぶ」ですかね (笑)
この僕が二足歩行をするというのは、今までイメージすら出来ていなくて、頑張ればギリギリ届くとかそういう範疇を超えたものだったんです。
今の僕にとって「二足歩行をする」ということぐらいイメージが出来ていないことと言ったら「空を飛ぶこと」かなって。実現できそうもないことに挑戦してみるのって楽しいじゃないですか。

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