2021.12.29 | HOW TO

メガネのフレームが折れた!まずやるべきことと対処法とは?

メガネをかけている人の用途はさまざまです。メガネは日常生活に欠かせない必需品であり、お気に入りのおしゃれなファッションアイテムだったりするものです。どんなに大切にしていても突然フレームが折れてしまうこともあると思います。どうすればよいのかと焦ってしまう人もいるのではないでしょうか。この記事では、メガネのフレームが折れてしまった場合にまずやるべきことや、その後の対処法などについて紹介していきます。

メガネが折れたらフレームの素材を確認しよう!

大切なメガネが折れてしまった時は、最初にやるべきことがあります。それは、フレームの素材を確認することです。なぜなら修理可能かどうかは、素材によって変わってくるからです。メガネのフレームは、素材によっていくつかの種類に分けられています。ここでは、素材別の折れてしまった時の取り扱い方法について解説します。

素材その1:メタルフレーム

まずは「メタルフレーム」が折れてしまった場合です。「メタルフレーム」と呼ばれるフレームは、いわゆる金属製のフレームのことを指します。使われている金属には、チタンやステンレス、アルミニウム、形状記憶合金などがあります。

メタルフレームは、折れてしまった場合でも修理に向いている素材となっています。なぜなら、レーザー溶接という方法を使って、折れた部分を溶かして接合することが可能だからです。ただし、アルミニウム製のフレームの場合は注意が必要です。アルミニウムは性質上、溶接が非常に難しいのです。よって、元通りに修復できないことが多いため、修理を断られてしまうケースがあります。

素材その2:プラスチックフレーム

続いて、折れたのが「プラスチックフレーム」だった場合です。プラスチック素材で作られたフレームは、セルフレームとも呼ばれています。昔のプラスチックフレームは、セルロイドを素材として作られるケースが多かったため、セルフレームという呼称が今も使われることがあります。現在作られているプラスチックフレームには、セルロイドのほかにも、アセテートやウルテムなどの素材が使われています。

プラスチックフレームは寿命が短い傾向にあります。それは、プラスチックは金属と比べて強度が弱く、経年劣化しやすい傾向にあるからです。また、メタルフレームと異なる点として、プラスチックフレームが折れてしまった場合、溶接することができません。そのため、修理方法としては、部品の交換が一般的となっています。フレーム全体を交換したり、折れた部分のみパーツを交換するといった方法があります。

素材その3:その他の素材のフレーム

メタルフレームやプラスチックフレーム以外にも、さまざまな素材によって作られたフレームがあります。たとえば、金でできたメガネがそのひとつです。使用されるのはK18が主流です。そのほかにも、べっ甲製のメガネや、木製のメガネなどもあります。

これらのフレームを修理する場合、その難易度は素材によって大きく変わってきます。そのため、これらの素材のフレームが折れてしまった場合は、一般的なメガネ店では修理ができないことがあります。また、素材が特殊な場合には、修理を断られてしまうケースもあります。ただし、高い技術と知識を持ったメガネの専門家であれば修理可能な場合もあります。まずは一度、メガネ店に相談してみることをおすすめします。

メガネが折れたときの3つの選択肢

ここまでは、メガネが折れてしまった場合に、まず素材を確認することの必要性について説明してきました。では、折れてしまったフレームに対しては具体的にどのように対処すればいいのでしょうか。選択肢は3つあります。ここからは、3つの選択肢それぞれについて、メリットおよびデメリットの両面を挙げて説明していきます。

選択肢1:新しいメガネを買う

まずは、3つの選択肢のうち、もっとも早くて簡単な方法を紹介します。それは、「新しいメガネを買う」という方法です。新しいメガネを買うことのメリットは、「代わりのメガネがすぐに手に入ること」です。現在1つしかメガネを持っていない方には、大きなメリットのある選択肢とも言えるでしょう。

反対にデメリットとしてまず挙げられるのが、金銭面です。3つの選択肢の中でもっともお金がかかる方法となってしまいます。また、即日に新しいメガネが手に入るとは限らず、遠近両用レンズといった特注のレンズの場合は作成時間が必要となります。金銭的な負担と、代替のメガネをすぐに手に入れることができないレンズがあるというデメリットがあります。

選択肢2:折れた部分を修理する

2つ目の選択肢は、「折れた部分を修理する」という方法です。メガネの折れてしまったフレーム部分を、溶接などによって修理する方法です。きちんと修理をすれば、折れてしまった箇所もきれいに直せる場合もあります。メリットは、3つの選択肢の中で一番金銭的な負担が少ないことです。ただし、素材や破損箇所で修理の不可否があるので注意が必要です。

デメリットとしては、修理に時間がかかるという点です。修理する部分によっては、1週間以上修理にかかる場合もあります。そのため、すぐに代わりのメガネが欲しい人には向いていない選択肢となります。また、折れた場所や素材によっては修理できないことがあるため、どのような場合にも使える選択肢とはいえないといった点もデメリットとなります。

選択肢3:部品を取り寄せて折れた部分を交換する

3つ目の選択肢は、「部品を取り寄せて折れた部分を交換する」という方法です。これは、新品の部品を取り寄せて、破損した部品ごと交換する方法です。修理よりも早い納期を希望している場合には、この方法をおすすめします。また、修理に出しても折れた箇所の強度を保つことが難しいと予想される場合などにも、この方法を検討したほうがいいケースもあります。修理代と部品代を比較して、費用に大きな差がなかった場合などは、取り寄せて交換するのをおすすめします。

メリットは、まず「修理と比べて納期が早いこと」です。それから、「パーツ交換のため、きれいに直せること」も挙げられます。また、「強度が保てること」もメリットのひとつです。一方のデメリットには、「素材によって部品の値段に大きな差が出てしまうこと」があります。また、「すでに廃番となっているモデルの場合などに、部品の在庫がなく取り寄せられないケースがあること」などもデメリットとして挙げられます。

メガネが折れた場合に絶対やってはいけないこと

メガネのフレームが折れてしまった場合には、絶対にやってはいけないことがあります。それは、瞬間接着剤などで折れた部分をくっつけることです。フレームが折れると、慌ててしまったり、とりあえず使える状態にしようと考えたりして、つい接着剤でくっつけてしまいたくなりますが、絶対にやってはいけません。接着剤には、フレームが溶けたり、フレームやレンズ周りが白く曇ったりしてしまう原因となる成分が含まれていることがあります。そのため、接着剤を使うことで状態をさらに悪化させてしまう可能性があります。

また、接着剤を使って修復したフレームを修理に出した場合、修理に時間がかかったり、修理そのものを断られてしまうケースもあります。よって、応急処置を施す場合は、添え木になるようなものを当ててテープなどで補修するといった方法にしておくことをおすすめします。

メガネが折れたらまずはメガネ店に相談しよう!

メガネのフレームが折れた場合には、とりあえず不便な状況を脱しようと焦ってしまいがちです。修理ができるかどうか、どのような対処方法が適しているかなどといった判断は、フレームの素材などさまざまな状況によって変わってきます。メガネのフレームが折れてしまったときは、自分で判断するのではなく、まずメガネ店へ相談することをおすすめします。OWNDAYSなら、フレームが折れたときの保証などもあるため安心です。

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