2025.11.26 | コンタクトの買い方・選び方

コンタクトレンズは処方箋(処方指示書)なしでも買える?準備できない時の代替案も紹介

コンタクトレンズは処方箋(処方指示書)なしでも買える?準備できない時の代替案も紹介

コンタクトレンズは処方箋(正しくは処方指示書といいます)がなくても購入が可能です。ただし、法的には問題がないものの、処方指示書がないままコンタクトレンズを購入するとリスクが伴います。本記事では安心してコンタクトレンズを装用いただくために、気を付けたいポイントを具体的に紹介します。

コンタクトレンズ購入時に処方箋(処方指示書)を準備したい理由

コンタクトレンズは法律で高度管理医療機器に分類されていますが、医薬品ではないため実は「処方箋」という名称のものは存在しません。正しくは眼科を受診することで、装用に関しての「処方指示書」が出されます。

高度管理医療機器にはコンタクトレンズの他に透析器や人工呼吸器などが該当します。コンタクトレンズが「高度」とされる理由は、医療機器のなかでも特に副作用・機能障害が生じた際に人体へのリスクが高いものだからです。コンタクトレンズは角膜に直接装用することから、誤った使用による眼病・眼障害の発生リスクがあるため、一般的な医療機器と比較してより厳格な取り扱いが必要だと考えられているのです。

眼科で処方されるコンタクトレンズの処方指示書に記載されている内容は以下の通りです。

コンタクトレンズ購入時の処方箋(処方指示書)サンプル

処方指示書には視力検査と医師による問診の結果をもとに、自分の目に関するさまざまなデータが記載されています。この処方指示書の内容をもとにコンタクトを選ぶことで、自分の目に合ったコンタクトレンズを購入できます。

CHECK!

コンタクトレンズを購入する際には必ず眼科を受診して、処方指示書を受け取りましょう。

カラーコンタクトレンズも処方指示書なしで買うのは避けた方がいい?

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カラーコンタクトレンズに関しても、処方指示書なしで買うのは避けましょう。視力矯正用のコンタクトレンズと同様に、カラーコンタクトも高度管理医療機器として「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法、薬機法)」の規制対象とされています。また、厚生労働省もカラーコンタクトレンズの装用にあたり、眼科の受診および適切な使用方法の遵守を呼びかけています。


特に初めてカラーコンタクトレンズを購入する方や、普段つけているものと異なるレンズを購入する場合は、必ず眼科医に処方指示書をもらいましょう。なお、同じカラーコンタクトレンズを使用し続ける場合でも、眼科にて定期検診を受けることをお勧めします。

参考:おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて|厚生労働省

処方指示書なしでコンタクトレンズを購入・利用するリスク

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眼科の処方指示書なしでコンタクトレンズを購入・利用すると、次のようなリスクが伴うため大変危険です。それぞれ詳しく解説します。

レンズの度数が合わず目が疲れる・見えにくくなる

処方指示書を受けることなく自己判断でコンタクトレンズを購入・利用した場合、レンズの度数が合わずに見えにくさを生じることがあります。そもそも、コンタクトレンズとメガネの度数は概念が異なるため、メガネの度数を基準にコンタクトレンズの度数を予想することはできません。メガネの方が目とレンズの距離が離れているため、メガネの度数を基準にコンタクトレンズを購入すると、過矯正になる恐れがあります。

また、目の状態は刻々と変化するもの。自分では見え方に変化がないように感じても、眼科にしばらく行っていない方はいつの間にか乱視や老眼など、近視以外の矯正の必要性が生じていることがあります。

自分の目に合わない度数のコンタクトレンズを装用していると、視力が低下したり、眼精疲労の原因となるため注意が必要です。合わないレンズで物を見ることで、目のピントを合わせる機能である毛様体筋を酷使すると目が疲れてしまい、かえって物が見えづらくなります。また、眼精疲労が悪化すると目の痛みや充血だけでなく、頭痛や肩こり、めまい、吐き気などのつらい全身症状に繋がります。

合わないコンタクトレンズ一つで健康を損なうなんて、もったいないですよね。だから、必ず眼科医の処方のもとでコンタクトレンズを購入する必要があるのです。

自分の目に合わずコンタクトの着け心地が悪くなる

「自分の目に合うレンズ」というのは、レンズの度数や見え方に限った話ではありません。レンズの度数DIA(レンズ直径)やBC(ベースカーブ)に関しても、自分に最適なレンズを選ぶ必要があります。処方指示書をもらわずにコンタクトレンズを購入すると、レンズのサイズや形状が自分に合わなかった結果、付け心地が悪く不快に感じることがあります。

コンタクトレンズの処方指示書上のDIA、BCの記載場所

DIA(Diameter:ダイアメーター)はコンタクトレンズの直径を意味しており、通常はミリメートル(mm)単位で表されます。例えば処方指示書に「DIA 13.6」と書かれている場合、コンタクトレンズの直径は13.6ミリメートルです。BC(Base Curve:ベースカーブ)は、レンズの内側の曲がり具合を示す数値です。DIAと同様にミリメートル(mm)単位で表されています。

DIAやBCが自分の目と合わないレンズは、装用中に違和感が生じたり、目に張り付いたり眼球に傷ができる原因になったり、レンズと目の間に汚れが入ったりする恐れがあります。特に2weekや1monthなど、洗浄して繰り返し使用するタイプの場合は洗浄や消毒を怠ると、レンズに汚れが溜まり目の炎症や感染症のリスクが増加するので注意が必要です。

普段の装用状況に合わず、目に負担がかかって疲れやすくなる

処方指示書を取得せずにコンタクトレンズを購入・使用すると、レンズの品質や性質が装用状況に合わないため目に負担がかかることがあります。たとえば酸素透過率が低いコンタクトレンズを長時間装用していると、目が酸欠状態に陥り疲れ目の原因になります。

酸素透過率とは、コンタクトレンズの「酸素の通しやすさ」を示す数値です。目の角膜には血管がないため、大気中の酸素を涙の層を介して供給しています。そのため、酸素透過率が低い(酸素を通しにくい)レンズを長時間装用すると、目に多大な負担がかかってしまうのです。そこで、日頃からコンタクトレンズの装用時間が長い方は、酸素透過率に着目してコンタクトレンズを選ぶのもお勧めです。

酸素透過率について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。

目の健康状態に適さず乾燥・充血など目のトラブルが起こる

眼科で処方指示書をもらっていないということは、自分の目の健康状態を知らないままコンタクトレンズを使用することになるため、目の乾燥や充血などトラブルが起こる恐れがあります。

たとえばソフトコンタクトレンズには含水率という指標があります。含水率とは、ソフトコンタクトレンズが含んでいる水分量を表した数値であり、同時にレンズが必要とする水分量でもあります。

含水率が高いレンズ(高含水レンズ)は多くの人にとって潤いを感じやすいのですが、実はドライアイの方にとってはかえって目が乾燥してしまうというデメリットがあります。含水率は高い方が潤うはず…と盲目的に考えていると、目に合わないレンズを選択してしまうリスクがあります。

含水率は高い・低いそれぞれにメリットとデメリットがあり、人によって合うものが異なります。そのため、自分の目の状態に合ったコンタクトレンズを選ぶことが大切です。

目にとってコンタクトレンズはあくまでも異物であり、完全に無害なコンタクトは存在しません。自分の判断でコンタクトレンズを購入すると、眼科疾患のリスクが高くなるため注意が必要です。実際に個人輸入でカラーコンタクトレンズを購入した方や、眼科の検査を受けずにネット購入を繰り返していた方が、角膜浸潤や角膜炎などの眼障害を起こしたとの報告があります。

目にかかる負担を最低限にとどめるためにも、目の状態を知り、自分に合ったコンタクトレンズを購入する必要があります。目の健康状態は自分での判断が難しいため、コンタクトレンズを購入する前に眼科を受診して、検査してもらいましょう。

参考:コンタクトレンズによる目の病気|日本コンタクトレンズ協会
「目が赤い(充血、結膜下出血)」原因と考えられている病気一覧|公益財団法人日本眼科学会

リピート購入の際に以前まで使っていた製品を間違える

処方指示書なしでコンタクトレンズを購入・利用すると、同じ製品をまた買おうとした際に間違えて、これまで使用していた製品とは違うものを購入してしまう可能性があります。何度も購入して理解しているつもりでも似たパッケージ等も存在するため、製品や度数を間違えるケースは珍しくありません。

眼科医が出す処方指示書には販売名(製品名)・メーカー名・規格(BC/DIAなど)が詳細に書かれています。最新の処方指示書を手元に置いて購入すれば、コンタクトレンズを買い間違えるリスクは少なく安心です。

コンタクトを購入する際に処方指示書がない場合はまず眼科を受診しよう

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コンタクトレンズの購入を検討しているものの、処方指示書がない方は、まず眼科を受診しましょう。眼科では視力検査と問診を行った上で、主に以下の点をチェックします。

●現在の視力はどれくらいか
●BCやDIAはいくつか
●目の健康状態に異常(ドライアイなど)はないか
●目のトラブル(病気)が原因の視力低下ではないか
●目の状態はコンタクトレンズの装用に適しているか

眼科では、視力検査と医師による問診をおこなったあと、処方指示書を出す前に必ずフィッティングの機会があるため、本当にそのコンタクトレンズが自分の目に合うのか、直接装用して確かめることができます。また、初めてコンタクトレンズを購入する方の場合は、つけ外しや洗浄など、コンタクトレンズの取り扱いに関する練習の機会も設けてもらえるため、コンタクトレンズにまだ不慣れな方も安心です。

しっかりとフィッティングと装用練習を行ったのち、眼科医より直接処方指示書を発行してもらえます。ただし、目のトラブル(病気)が原因の視力低下が疑われる際は、コンタクトレンズの購入ではなく原因となった疾患の治療を優先することがあります。

なぜ見えにくいのか?どうしたら見やすくなるのか?眼科医の指示をもとに最適な選択をしましょう!

処方指示書をもらったら、いよいよコンタクトレンズの購入です。コンタクトレンズはそのまま眼科経由で購入することもできますが、眼科経由で購入すると高くなる傾向があります。(1dayの場合、ネット購入と比較するとひと月あたり2,000円ほどの差があるとのデータも!)処方指示書を元に自分でコンタクトレンズを購入することで、費用を抑えることができます。

コンタクトレンズをどこで買うか迷っている方は、こちらの記事もご参照ください。

処方指示書をもとに自分でコンタクトを選ぶなら処方内容の入念な確認を

処方指示書をもとに自分でコンタクトレンズを選ぶ際は、処方指示書に記載された内容をしっかりと確認しましょう。さまざまな項目を細部まで確認し、自分の目に合ったコンタクトレンズを選ぶことが大切です。

なお処方指示書には有効期限があり、短いものでは2週間、長くても3ヶ月程度というのが一般的です。有効期限が切れてしまうと再受診が必要になるため、受診後は早めのコンタクトレンズの購入をおすすめします。

店舗で購入する場合は、処方指示書の原本またはコピーを持参するとスムーズです。オンラインストアで購入する場合は、手元に処方指示書を用意し、記載内容を商品説明と照らし合わせて購入するようにしましょう。特に度数やBC・DIAなどは細かな数字なので、入力ミスを防ぐためにも必ず確認が必要です。

コンタクトが今すぐ欲しいならレンズデータの活用も一時的にはOK

積極的におすすめできる方法ではありませんが、処方指示書が手元にないけど今すぐコンタクトレンズが欲しい方は、使用中のコンタクトレンズのレンズデータを元に購入するという方法があります。

CHECK!

コンタクトレンズは高度管理医療機器に分類されるため、薬機法上、購入時に処方指示書の提出をする法的な義務はありません。

店舗にて今までのコンタクトレンズと同じ製品を購入する場合は、レンズデータ(コンタクトレンズの外箱・購入履歴等を印刷した書類・説明書等)を販売店に持参すると、間違えずに同じものを購入できる可能性が高まります。しかし、販売店によっては目の健康維持を目的として「処方指示書の提示がないとコンタクトレンズの購入は不可」というルールを設けている先も存在するため、レンズデータを持っていても処方指示書の提出を求められることもあります。

また、オンラインからコンタクトレンズを購入する場合、処方指示書の提示を求めないことが多い傾向にあります。しかし、オンライン購入の場合、商品選択は自己責任になりますので、原則的には眼科に行って処方指示書をもらった後に、その処方指示の内容を元にコンタクトレンズを選択・購入することを強くお勧めします。

また、処方指示書がない状態でコンタクトレンズを購入する場合も、高度管理医療機器等販売業の許可のある店舗あるいはオンラインストアから購入するようにしましょう。個人輸入やフリマサイトなど、販売許可がない者がコンタクトレンズを販売するのは違法行為であり、低品質なコンタクトレンズの装用が眼疾患や眼障害の元になるケースも多いため注意が必要です。

参考:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

どうしてもコンタクトレンズの購入を急ぎたい場合、レンズデータを参考に購入することも可能です。しかし、目の健康のために早めに眼科を受診するようにしましょう。

やってはいけないコンタクトレンズの購入方法とは?

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処方指示書がないとき、急いでコンタクトレンズが欲しいというときについやりたくなるけど、やってはいけないコンタクトレンズの購入方法をまとめました。これらの方法は、危険なので絶対にやめましょう。

コンタクトレンズは薬機法により、医療機器ではもっともレベルの高い「高度管理医療機器」に分類されています。自分の判断で気軽に購入すると、思わぬトラブルを招く恐れがあります。

自己判断でレンズ度数や種類を決めてしまう

やってはいけないコンタクトレンズの購入方法の一つが、眼科を受診せずに、「なんとなくこのくらいの度数だろう」と自己判断でレンズを決めるのは危険です。病気による視力低下の可能性がある場合、そのサインを見逃してしまう恐れがあります。

コンタクトレンズの購入に処方指示書は必須ではありませんが、自分の目を守るために定期的な検診を受けたり、眼科医に問診をしてもらうことが大切です。


コンタクトレンズを自分で購入したい場合、まずは眼科医院で処方指示書を受け取り、その内容をもとに正規販売店で購入すると安心です。眼科を予約する際には、処方指示書の発行のみを依頼できるか事前に確認しておきましょう。(まれに自院でのコンタクトレンズ購入を必須としている眼科があります。)

特定の購入先が決まっていない場合は、メーカー公式オンラインストアからの購入がお勧めです。独自の割引制度やキャンペーン等により、通常より安く購入できるメリットがあります。

フリマアプリ・ネットオークションを利用した個人購入

処方指示書の有無にかかわらず、フリマアプリやネットオークションでコンタクトレンズを購入するのは避けましょう。そもそもコンタクトレンズの販売は医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器のため、販売の際は高度管理医療機器等販売業の許可が必要です。高度管理医療機器等販売業を行うには構造設備基準と人的基準を満たし、基礎講習を受けた上で管轄の保健所の許可を取得する必要があります。

参考:高度管理医療機器販売業・貸与業の許可について|東京都保健医療局

個人の方が、余ったコンタクトレンズ・色味が合わなかったカラーコンタクトレンズなどを勝手に個包装して出品しているのを見かけることがありますが、それは違法行為です。フリマアプリやネットオークションに出品している個人出品者が高度管理医療機器等販売業の許可を得ているとは考えにくく、法律違反を犯している疑いがあります。また、多くのフリマアプリやネットオークションサイトでは、コンタクトレンズの出品自体を禁止しています。

参考:メルカリびより「うっかり法令違反を防ごう」

個人での海外輸入

個人での海外輸入もやってはいけないコンタクトレンズの購入方法の一つです。海外には安価でコンタクトレンズを購入できる通販サイトがありますが、規格が日本と異なるため安全性に疑問が残ります。実際に海外製のコンタクトレンズを自己判断で購入した方に、角膜浸潤・表層角膜炎が認められた事例があります。


コンタクトレンズは高度管理医療機器のため、安全・快適に使用するためには医師による診察および処方が欠かせません。思わぬ目のトラブルを避けるためにも、安易に海外製のコンタクトレンズを購入するのは避けましょう。

参考:コンタクトレンズによる目のトラブルにご注意ください|独立行政法人国民生活センター

コンタクトを購入したい時に処方指示書がなくて困らないための対策

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コンタクトレンズを購入する際に困らないよう、3つの対策を行いましょう。それぞれ詳しく解説します。

処方指示書の有効期限が切れる前にコンタクト購入の手続きを済ませる

眼科を受診して処方指示書をもらったら、記載されている有効期間が過ぎる前に購入手続きを済ませるのがポイントです。コンタクトレンズは高度管理医療機器のため、処方薬のように4日以内に受け取るといった制限はありません。その代わり、処方指示書には有効期限が設定されています。期限は処方する眼科によって異なりますが、2週間から3ヶ月程度というのが一般的です。眼科で処方指示書を受け取ったタイミングですぐに有効期間を確認し、コンタクトレンズをいつ購入するか目途を立てましょう。買い忘れを防ぐために、眼科で処方指示書をもらったらコンタクトレンズを買いに行く日をカレンダーアプリ等に登録するのもおすすめです。

なお、同じコンタクトレンズを繰り返しリピート購入したいときは、定期購入システムを利用するのがおすすめです。買い忘れが防止できるのはもちろん、料金も定期購入契約にした方がお得になります。自宅に適宜配送される「コンタクトレンズ定期便」といったシステムを利用する場合は、送料無料になることも多いので忙しい方や、買い忘れが不安な方におすすめです。

レンズ購入前の処方指示書はなくさないように慎重に保管する

当たり前のようではありますが、コンタクトレンズを購入したい時に処方指示書がなくて困らないために、眼科から処方指示書を自宅に持ち帰ったらなくさないよう慎重に保管しましょう。コンタクトレンズの処方指示書に限らず、医療機関で受け取った書類はファイル等で場所を決めて保管するのもおすすめです。

医薬品の処方箋に関しては電子データ化が進みつつあるため、今後はコンタクトレンズの処方指示書についても電子化されていくかもしれません。現状は紙の保管を徹底する必要がありますが、電子データでのやりとりになれば処方指示書の管理はより簡単になるはずです。

定期的に眼科を受診して処方指示書を発行してもらう

コンタクトレンズを購入する際に困らなくて済むよう、定期的に眼科を受診して処方指示書を発行してもらうのがおすすめです。定期的に眼科を受診することで、自覚症状がなくても目の病気にかかっていたり、視力が低下していたりといった異常が起きていた場合にも早期発見できるようになります。自分ではレンズケアを十分に行っているつもりでも、コンタクトレンズが原因で目のトラブルを起こすことがあるので注意が必要です。

独立行政法人国民生活センターの公式サイトでは、コンタクトレンズによるトラブルを未然に防ぐため、3ヶ月に1度程度の眼科の受診を推奨しています。初診料は3割負担の場合で1,000円〜2,000円程度、再診料は3割負担の場合で300円〜1,000円程度が相場です。処方指示書を出してもらう際、別途料金は発生せずすべて診察料に含まれますので、金銭的な負担はそこまで多くありません。

目に異常が出てから気づいた場合は治療費もかさむうえ、大切な目の健康を損なってしまいます。目の状態にもよりますが、一般的に一度失った視野や視力の回復は難しいため、コンタクトレンズを日頃装用している方は3か月に1回から少なくても半年に一度は、定期的に眼科を受診しましょう。

参考:その使い方で大丈夫?コンタクトレンズで眼障害の恐れも|独立行政法人 国民生活センター

参考:眼科診療報酬点数表|日本眼科学会

処方指示書がないけどコンタクトを買いたい!と、お悩みの方によくある質問

処方指示書がないけどコンタクトを買いたい!と、お悩みの方によくある質問

手元に処方指示書がないけど、コンタクトレンズが欲しい…と迷っている方によくある質問に回答します。処方指示書がなくても買えることは買える。でも、あとから後悔しない?買ってから困ることはない?と不安な方の参考になるよう、詳しく解説します。

処方指示書なしで購入したコンタクトレンズは返品・交換できる?

一般的には、コンタクトレンズの返品・交換が可能かどうかは、購入時に処方指示書を提示したかどうかとは無関係のことが多いといえます。購入方法や購入場所に関係なく、一般的には開封済みの商品に関しては返品・交換ができないと規定していることが多い傾向にあります。

しかし、初期不良品(レンズそのものの破損や乾燥など、製造出荷時の不良に関すること)であれば多くの店舗で返品・交換が可能です。

処方指示書がない状態でコンタクトレンズを購入した場合、特にあり得るのが度数間違いなど、購入時に自分が正しいものを選べずミスをしてしまうケースです。開封前に気が付いた場合は正しい度数に変更してもらえることも多いのですが、一度開けてしまった場合は難しいことがほとんどです。

間違えて購入してしまうリスクを防ぐためにも、処方指示書の確認は大切だといえます。

処方指示書だけをもらうために眼科を受診できる?

処方指示書を受け取るだけの目的で眼科を受診することは可能です。コンタクトレンズ販売の案内がある眼科もありますが、なにもその眼科でコンタクトレンズを買う必要はありません。

ただし、処方指示書をもらうためには視力検査と眼科医による問診を受ける必要があります。目の状態を正しく把握したうえでないと、適切な処方ができないからです。なお、処方指示書には販売名(製品名)/メーカー名が記載されていますが、眼科の提携店でコンタクトレンズを受け取る義務はありません。処方指示書に記載されているコンタクトレンズを取り扱っている店であれば、どこで受け取っても構いません。

眼科に行って、「コンタクトレンズ自体は他の店で買いたい」と言うのは気が引ける。しつこくその場で購入を促されたらどうしよう…と不安な方は、受診の前に電話等で予約を取るのがおすすめです。その際、「コンタクトレンズの処方指示書がほしい」と目的を明確にしておきましょう。

コンタクトを購入するための処方指示書発行にはいくらかかる?

コンタクト購入の際に必要な処方指示書に関しては、原則として発行手数料がかかりません。処方指示書の発行料は、眼科の診察料に含まれるためです。眼科の初診料は3割負担の場合で1,000円〜2,000円程度、再診料は3割負担の場合で300円〜1,000円程度が相場です。

処方指示書を見ながら自分の目に適したコンタクトレンズを購入しよう

初めての方はもちろん、コンタクトレンズの装用に慣れている方も処方指示書をもとに自分に合ったコンタクトレンズを選びましょう。処方指示書には、ひとりひとりに合ったコンタクトレンズを安全に、安心して使用するための情報が記載されています。

店舗にてコンタクトレンズを購入する際には、処方指示書を持参し、販売員に見せるとスムーズに購入できます。オンラインストアを利用して自分でコンタクトレンズを選ぶ際は、処方指示書を手元に置き、記載内容と商品説明を照らし合わせて、自分にあったレンズなのかしっかりと確認することが大切です。

また、オンラインストアを利用する場合はメーカー公式オンラインなど高度管理医療機器の販売許可を取得した正規販売店であることも必ず確認してください。メルカリやヤフオクなどのオークションサイトで個人から購入したり、個人的に海外製品を輸入してコンタクトレンズを入手すると思わぬ目のトラブルを招くため、絶対に避けてください。

そして、購入後も3ヶ月から半年に1度は眼科医を受診し、目の状態を把握しておくことをおすすめします。

OWNDAYS AQUALENS

OWNDAYSコンタクトでは、眼科での定期健診費用を還元するクーポンの発行や、目に関する正しい情報提供を行うことで、ご利用いただくお客さまの目の健康を第一に考えてサービスを提供しております。

OWNDAYS AQUALENSは、デジタル時代に求められる機能性と、経済的に無理なく続けられるコストパフォーマンスを両立した1DAYコンタクトレンズです。目の負担になるブルーライトを25%カットすることで、PC・スマホ・テレビ・LED等からあなたの大切な目を守ります。

OWNDAYSコンタクトでは初めての方限定で、おトク定期便のをご案内しています。実際の装用感を無料でご確認いただけますので、どうぞご活用ください。もちろん、お試し後のキャンセルも可能です。

OWNDAYSコンタクトのおトク定期便にご登録いただくと、ご希望の周期でコンタクトレンズが自宅ポストに届きます。全国送料無料毎回の注文が最大で20%OFFになるほか、継続利用により眼鏡が無料でもらえるなどの豪華な特典もございます。OWNDAYSコンタクトを使うなら、定期便が断然おトクです!

<製品仕様>

商品名OWNDAYS AQUALENS
内容量通常 サイズ : 30枚入り/1箱小容量サイズ :10枚入り/1箱
装用終日装用 / 1日交換
ベースカーブ(BC)8.7mm
直径(DIA)14.2mm
度数(PWR)-0.50D ~ -6.00D (0.25step)-6.50D ~ -10.00D (0.50step)
含水率55%
酸素透過率 (Dk/L値)24.63x 10-9 (cm/sec)(mlO2/(ml x mmHg))※ -3.00Dの場合
酸素透過係数(Dk値)19.7
UVカットありUV-A波:25% / UV-B波:5%
中心厚0.08 mm※ -3.00Dの場合
素材ocufilcon D
着色ライトブルー
医療機器承認番号30600BZI00022000

OWNDAYS AQUALENSの詳しい商品紹介はこちらからもご確認いただけます。

OWNDAYS AQUALENSシリーズには、新定番商品のOWNDAYS AQUALENSのほかに、高い酸素透過性と快適な装用感を追求したシリコーンハイドロゲルタイプのOWNDAYS AQUALENS PROがございます。合わせてご参照ください。(※装用感には個人差があります。)

OWNDAYSコンタクト編集部

OWNDAYSコンタクト編集部

取材・執筆・編集

OWNDAYSコンタクト編集部では、コンタクトレンズと目に関する正しい知識をわかりやすく伝えることをモットーにしています。このメディアを通じてコンタクトレンズに関する皆さまのお悩みやちょっとした疑問を解決し、快適なコンタクトレンズライフに寄り添う存在になれたら嬉しいです。

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