OWNDAYS MEETS vol. 04 奥ノ谷圭祐アパレルメーカー社長

OWNDAYS MEETS 第4回目のゲストは、一年のうち365日を短パンで過ごすという、アパレルメーカー社長(株式会社ピーアイ)の奥ノ谷圭祐さん。一度会うと二度と忘れられなくなるインパクト。唯一無二のスタイルを確立してきた、その道程やこれからの道についてお話を伺いました。

奥ノ谷圭祐

奥ノ谷圭祐Okunoya Keisuke

アパレルメーカー社長

1977年9月5日生まれのB型。ファッション専門学校を卒業し、某大手アパレルメーカー(上場企業)に勤務。営業、企画、MD、ブランド責任者を経験後、約8年前に自身の父の会社、(株)ピーアイに入社。2010年11月1日に代表取締役就任。ブランド「フラムクリップ」を立ち上げる。「個性を活かし、お客様と関係性を築く」ことを信条に、アパレルメーカー社長として、ある時は販売店の繁盛アドバイザー・講師として、全国を飛び回っている。また、365日を短パンで過ごしていることもあり、短パン社長として広く知られ「 短パン 」でyahoo!、google検索すると、ウィキペディアよりも上位に表示される。

本当にインパクトがあります。今のスタイルはどのようにして確立されたのでしょうか?

父がアパレルの会社を経営していたので、小さい頃から洋服に興味がありました。
元々ドレススタイルが好きで、学生の頃からワイシャツにジャケットを合わせる、という格好をしていたんですけど、15・6年前にデニムが流行ったときに、デニムの上に白シャツ・ジャケットという格好をする人が増えてきたんです。そういうスタイルが流行り始めたんですね。
そんな中で、人と違う格好がしたいと思いました。
人と違う格好って何かなと思ったときに、当時ワイシャツ・テーラードジャケットに短いパンツ履いて合わせてる人は一人もいなかったんです。今もあんまりいないんですけどね(笑)。
やっぱり人と違うことをしたかったし、人と違う格好をしたかった。昔から目立ちたがり屋だったのかもしれないですね。唯一無二のお洒落、自分にしかできないお洒落がしたいという気持ちがありました。
昔は七分丈くらいのパンツだったんですけど、就職をして社会に出て、年が経つにつれてどんどん短くなってきちゃいました(笑)。

本当に1年中短パンで過ごされているんですか?

実はかつては3分の2にしていたんです。だって12月〜2月は寒いですから(笑)。
冬の間は長いパンツを履いていました。でも、3年くらい前に大阪出張でお客様のところへ行ったときに、「なんで短パンじゃないの?」ってすごく残念がられたんです。
それで、ああ、やっぱり僕のイメージは短パンなんだ、長いパンツ履いちゃいけないんだって思ったんですね。
やっぱり期待を裏切っちゃいけないなって。
奥ノ谷という名前がありますけど、多くのお客様からは"短パンさん"とか"短パン社長"と呼ばれているので、やっぱり長いパンツは履けないですよね。
今では1年の3分の3、つまり365日短パンで過ごしています(笑)。
結婚式もこのスタイリングで出席しますし、僕にとっての正装ですね。

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仕事には個性をどのように活かされていますか?

社会人になったばかりのときは、ビジネスとプライベートは別だと思っていたんですけど、仕事をしていくにつれて、プライベートと同じように個性を出したほうがいいんじゃないかと思うようになりました。
アパレルメーカーは展示会をやるとき、お客様に招待状を送るんですね。
ほとんどのメーカーはすごくかっこよくて、スタイリッシュな招待状を作っているんですけど、僕たちの場合は僕がイメージキャラクターになって、他にないユニークな招待状を作っているんです。
たまにふざけているのかと思われることもあるくらい、振り切った招待状を作っているのですが、そのほうが捨てられずに見てもらえるし、覚えてもらえるんです。
昔から人を楽しませるのが好きだったし、誰かを笑わせたりするのが好きだったんですけど、そういう気持ちを大切にして仕事に取り組むことで、仕事もより楽しくなりますし、お客様にも喜んでいただけると思うんです。
仕事はもちろん真剣ですが、楽しもうとする気持ち、皆様に喜んでもらいたいという気持ちを大事にしていきたいですね。

これからはどのような道を歩んでいかれるのでしょうか?

今まで、自分のスタイルにこだわることで困ったこともありました。
予約したレストランがドレスコードがあるお店で、蝶ネクタイをしているのに入れなかったこともあります。
福井へ出張に行ったときに、寒かったので短パンにジャケット、その上にコートを羽織っていたら、警察の方から職務質問を受けたことも。短パンにコートというのが、怪しく見えてしまったんでしょうかね。
2年前にミラノコレクションやパリコレで"膝上短パン"が発表されたんですが、だいたいその次の年くらいに日本に流行が入ってくるんです。
実際に"短パン男子"というキーワードが色々とメディアで出て、膝上短パンが流行りました。
僕は10年以上短パンを履いていますし、この先短パン男子が流行らなくなったとしても、僕は自分のスタイルを曲げずに短パン社長を貫き通していくつもりですよ。インタビュー:2014年1月

Guest Select John Dillinger

  • John Dillinger/OE2577

アイウェアはめちゃめちゃ好きですね。サングラスもよくしますし、ファッションでメガネもよくかけています。今日は蝶ネクタイなので、このメガネをチョイスしました。普通のネクタイだったらたぶん違うのを選んでいたかな。普段はこういう丸メガネはかけないんですが、短パンスタイルをより引き立ててくれて、すごく気に入りました。

品番
OE2577
カラー
C2 ハバナ
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