2024.02.14 | HOW TO

バイク用サングラスの選び方って?ツーリングにぴったりのサングラスを紹介

バイク用サングラスは、ツーリング中の目の疲れを予防できるアイテムです。しかし、普通のサングラスとは選び方が異なり、デザインだけではなく、安全性のためにバイクに適したものを選ぶようにしましょう。そのため、初めて購入する際は注意が必要です。この記事では、バイク用サングラスの購入を検討している人に向けて、バイク用サングラスの選び方を紹介します。

バイク走行時にサングラスをかける理由は?

バイク走行時には強い風や紫外線を受けてしまいます。その刺激により目が疲れてしまったり、紫外線を浴び続けることで白内障になるリスクも高まる恐れがあります。目が疲れると視界が十分確保できなくなる危険もあるため、あらゆるリスクを防ぐためにも、バイク走行時にはサングラスをかけることをおすすめします。特に高い機能性を兼ね備えたサングラスであれば、日光からの直接的な刺激だけではなく、アスファルトの照り返しからも目を保護することが可能です。

フルフェイスヘルメットなどについているシールドの中には、光を遮る効果があるものもありますが、歩行者などのように光を発していないものは認識しにくいため、夜間走行時は視界が悪くなるデメリットがあります。クリアシールドに交換すれば視界はよくなりますが、いちいち着脱するのは面倒でしょう。その点、サングラスであればシーンに合わせた交換が容易である点がメリットです。

快適なツーリングのポイント!バイク用サングラスの選び方

バイク用サングラスといっても、その種類はさまざまあります。ここからは、バイク用サングラス選びのポイントを紹介します。

手持ちのヘルメットとの相性を確認しよう

新しくサングラスを購入する際は、最初に手持ちのヘルメットとの相性を確認することが大切です。両方の相性が合わないと、サングラスのかけ外しがスムーズにできない可能性があるほか、視界も十分に確保できない危険性があります。そのような危険を防ぐ意味でも、サングラスを購入する前に両方の相性をしっかり確認しなくてはいけません。また、バイクに乗るときはヘルメット着用が必須であるため、せっかく購入したサングラスを無駄にしないためにも、相性チェックは効果的でしょう。

01レンズカーブはハイカーブのモデルを

サングラスのレンズカーブはハイカーブのモデルを選びましょう。レンズカーブとは、サングラスのレンズの湾曲のことで、数字が大きくなればなるほどカーブが強くなり、「ハイカーブ」と呼ばれます。

レンズカーブのイメージ
4カーブ
6カーブ
8カーブ

ハイカーブレンズのサングラスは、レンズのカーブが顔に沿うように歪曲していて、スポーツをする際のサングラスとしても使用されるタイプです。数字的には8カーブ程度がこのようなサングラスに当てはまります。ハイカーブレンズであることで、4カーブほどの眼鏡タイプのものよりも横幅が狭くなるため、ヘルメットを着用していてもかけやすい点が特徴です。また、レンズカーブが強いことにより、視界が広くなる点もポイントです。ほかにも、上下左右の隙間が狭くなるため、光が入りにくくなることや、風の巻き込みが防げるようになること、それに伴って、砂埃やゴミなどの異物が目に入るリスクを少なくできるなどのメリットが挙げられます。

02テンプルは薄くてストレートなものを

テンプルとは、サングラスの耳にかける「つる」の部分のことです。オシャレさを重視した厚みがあるタイプや太いもの、大きく曲がっているようなタイプもありますが、それらはヘルメットの内側に入れるときにスムーズに入らないため、バイク用サングラスとしてはおすすめではありません。

バイク用サングラスとしては、着脱がしやすいように、テンプルはストレートで、薄いものや細いタイプがおすすめです。特につるが細いものであれば、きついヘルメットを着用している場合でも簡単に着脱することができます。

03レンズの横幅はかけ心地と機能をチェックして選ぶ

レンズの横幅は、狭いほうがヘルメットに入りやすいほか、ヘルメット内のスペースにも影響しにくいといった特徴があります。一方、レンズの横幅が広いタイプは視界が広くなる点がメリットです。人によって好みはそれぞれありますが、手持ちのヘルメットと合わせたときのかけ心地や、視界の広さを確認しながら、使いやすいものを選びましょう。

風の巻き込みを防ぐにはガスケットタイプがおすすめ

バイクに乗っている人の多くが悩む問題として、「ヘルメット内やサングラス内への風の巻き込み」が挙げられます。ヘルメットやサングラス内に風を巻き込んでしまうと、目が乾いて疲れ目の原因になる可能性があるほか、視界の確保が難しくなることも挙げられます。また、ほこりや花粉が目に入ることもあり、不快な思いをする場合もあります。

サングラスを着用する場合、ハイカーブレンズのタイプを選ぶことでそのようなリスクを軽減できますが、より高い効果を得たい場合は「ガスケットタイプ」のサングラスがおすすめです。「ガスケット」とは、レンズと顔の間を埋めるスポンジ製などの風防用パーツを指します。このパーツがついているサングラスを着用することで顔にフィットし、隙間から風やほこりが入ることを防ぐ効果が期待できます。中にはスポンジを取り外せるタイプもあり、このようなタイプのものであれば洗って清潔に保つことができます。

まぶしさを抑えて視界を確保!機能性レンズの特徴

まぶしさを抑えて視界を確保したい場合は、サングラスのデザインだけでなく、レンズ選びも重要です。まぶしさを抑える効果が期待できるレンズとしては、主に「調光レンズ」と「偏光レンズ」が挙げられます。ここからは、それぞれのレンズの特徴や機能について紹介します。

明るさの変わるシーンでは調光レンズがおすすめ

調光レンズとは、紫外線の量によって色の濃さが変わるレンズのことです。紫外線の多いシーンではレンズの色が濃くなり、少ないシーンではレンズの色がクリアに近くなります。

走行中にトンネルなどの暗い場所に入ってもサングラスを外さずに走行を続けられる便利さがあります。晴れから曇りになるなど、天気が変わりやすいシーズンでも、サングラスをかけかえることなく快適に走れるでしょう。また、屋内でもそのままサングラスをかけていたい場合にも、調光レンズのサングラスであれば対応できます。しかし、レンズの濃度が変わるまでにはしばらく時間がかかるため、注意が必要です。特に、明るい場所から急にトンネルに入ったときなどは、すぐに視界を確保できないこともあります。そのため、安全を確保するためにも、調光レンズを着用する際は、視界が暗くなるシールドと併用することは避けましょう。

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偏光レンズはギラつきを抑えてクリアな視界を保つ

偏光レンズとは、レンズとレンズの間に偏光フィルターと呼ばれる特殊なフィルターが挟み込まれていて、日光のまぶしさを抑えるだけでなく、反射光をカットする効果が期待できるレンズです。

アスファルトや自動車のボディからの照り返し、水面・雪面のギラつきなどをカットし、視界をクリアに保つ効果が期待できます。自然光のみを通すので見え方が自然、かつ、物の輪郭がはっきり見えてちらつきが抑えられるため、ロングツーリングでも目が疲れにくくなります。なお、レンズカラーの濃度にもよるものの、調光レンズと比べると偏光レンズのほうがトンネル内でも視界を確保しやすいといえます。しかし、調光レンズと同じく、視界が暗くなるシールドとの併用は避けましょう。また、偏光レンズを通してカーナビなどの液晶画面を見る場合、画面が暗く見えるなど、見えにくくなることもあるため注意が必要です。

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バイク用サングラスは快適性と安全性をチェックして選ぼう

バイク用サングラスはツーリングを快適にするほか、安全性を高めるためにも便利なアイテムといえます。その種類はさまざまあるため、今回この記事のなかで紹介したように、付け心地やヘルメットとの相性、防風性、レンズの機能などを購入前にしっかり確認することが大切です。自分に合ったバイク用サングラスを選び、快適なツーリングを楽しみましょう。

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