2024.12.13 | HOW TO
遠近両用メガネは何歳から?目の疲れが出やすい40歳頃からの早期使用が効果的
40代に差し掛かり「細かい文字が見づらい」「夕方になると視界がぼやける」といった変化を感じ始めたら、老眼の始まりかもしれません。とはいえ、「遠近両用メガネや老眼鏡はシニア向けでは?」と思う人も少なくないでしょう。実は、年齢に関係なく、目の疲れや見えづらさを感じたタイミングで早めに遠近両用メガネを取り入れて慣れておくことが大切です。この記事では、遠近両用メガネを早期に利用するメリットやおすすめのフレームを紹介します。
「ピントが合いづらく疲れる」のは老眼の始まりかも
近年、加齢による老眼だけでなく、「スマホ老眼」とも言われる症状が増えています。特に目の疲れが出やすい30代後半から40代の人は要注意!ピントが合わない状態で画面を見続けると、目への負担がさらに大きくなってしまいます。仕事の作業効率を向上させ、目の健康を守るためにも、早めに遠近両用メガネを活用しましょう。
年齢別の見え方の変化
近くを見る時にピントを合わせる力を「調節力」といいます。この調節力は、10~20代の頃は十分にありますが、徐々に低下し、40代を過ぎてから手元の見づらさに気づく方が多いです。また、低下した調節力を目一杯使って、スマートフォンやパソコンの操作、読書などを行うと、目はすぐに疲れてしまいます。40代以降に眼精疲労やドライアイなどの症状が増えるのも、この調節力の衰えが一因となっていると考えられます。
遠近両用の始めどき?自分でできるチェックリスト
「もしかして老眼?」と思ったら、まずは以下のセルフチェックを試してみましょう。
- スマホや新聞などの細かい文字が見えにくい
- 夕方や夜になると近くが見えにくくなる
- 書類やスマホ画面を見た後、遠くにピントを合わせるのに時間がかかる
- パソコン作業やスマホを見た後に頭痛や肩こりが起きる
- 自然とスマホの文字サイズを大きくしている
- 近視用のメガネを外すと手元がよく見える
- 最近、メガネが合わないと感じる
1〜2項目でも当てはまる場合、老眼の初期症状が出ている可能性があります。放置せず早めに眼科やメガネ専門店で視力測定をし、必要に応じて遠近両用メガネを検討しましょう。
丸山眼科クリニック 伊藤先生からのコメント
老眼は通常40歳頃から始まり、身体の中でも老化を最初に実感する器官といわれています。近年ではスマートフォンやパソコンを長時間使用することによる「スマホ老眼」が原因で、その若年化が進んでいます。老眼を意識した遠近両用メガネは、強度の近視で遠くがよく見えるメガネをかけている人や、若い頃に視力が良かった遠視の人など、個々の見え方に合わせた設計が必要です。老眼が始まっているにもかかわらず適切なメガネを使用しない場合、眼精疲労やドライアイの原因となることがあります。スマートフォンやパソコンを見る時間が長い現代人のライフスタイルでは、遠用メガネだけでなく、中・近距離用といった用途に合わせたメガネを使用することが目に優しく、快適な見え方を保つために重要です。
遠近両用メガネを使うと手元も遠くもクリアに見える
遠近両用メガネは、一本のメガネで遠くも近くも快適に見ることができます。レンズの上から下にかけて境目なしに度数が変化する設計になっており、遠くを見る時と近くを見る時でメガネをかけ替えることなく、視線を上下に動かすだけで遠くも近くも自然に見ることができます。ここでは、遠近両用メガネの構造や老眼鏡との違いについて解説いたします。
遠近両用メガネの構造
現在、遠近両用メガネの主流となっているのは「累進レンズ」です。累進レンズの遠近両用メガネは、レンズ上部に遠くを見るための度数が、レンズ下部には近くを見るための度数が入っている構造になっています。レンズの上部から下部にかけて度数が徐々に変化する構造になっているため、メガネをかけ替えることなく遠・中・近を見ることができる設計になっています。また、レンズの分かれ目がないため、他の人からは遠近両用メガネだとは気づかれにくいのも特徴です。
老眼鏡と遠近両用メガネの違い
老眼鏡は、近くのものを見るために設計された「単焦点レンズ」のメガネです。近くを見やすくするための度だけが入っているので、遠くのものを見るのには適していません。しかし遠近両用メガネと比較すると、単焦点レンズである老眼鏡は視野が広く、歪みが生じにくいというメリットがあります。そのため、読書やデスクワークなど、近くを見るだけの場合は老眼鏡の方が適していると言えます。
よく見える範囲の違い
| 手元 | 中間 | 遠方 | |
|---|---|---|---|
| 遠近両用メガネ | ○ | ○ | ◎ |
| 老眼鏡 | ◎ | × | × |
老眼鏡と遠近両用メガネ、どちらが自分に向いているのか迷った時には、メガネ専門店に相談してみましょう。
年齢やシーンに応じて遠近両用メガネの使い分けも視野にいれよう
遠近両用メガネは、1本で遠くと近くをカバーできるアイテムですが、より快適な視界を求める場合には、メガネの使い分けも視野に入れましょう。シーンに応じたメガネを取り入れることで、目の負担を軽減できます。以下では、デスクワーク用や運転用といった用途に合わせたメガネの選び方を詳しく紹介します。
パソコン・デスクワーク用|中近両用メガネ・単焦点の近用メガネ
パソコンやデスクワーク中心の人には、中近両用メガネやパソコン専用の近用度数のみが入ったメガネがおすすめです。一般的にパソコンのモニターは50cm程度先にあり、遠近両用メガネでは視線が合いづらく、あごを上げて見ることになります。その結果、見え方が合っていないため、目や首が疲れることがあります。
一方、中近両用メガネなら、パソコンのモニターや手元が見やすくなります。また、パソコンの文字を見るための近用レンズや、ブルーライトカット機能を搭載したタイプを利用すれば、眼精疲労の防止や、睡眠の質の改善が期待できます。
趣味・室内作業用|中近・近近両用メガネ
自宅での家事や、手芸・読書といった趣味には、中近両用メガネまたは近近両用メガネが適しています。料理や掃除などでは、近くや中間距離を見る機会が多く、読書や細かい作業では手元を見る必要があるため、見え方に合ったメガネが欠かせません。
手元の作業が中心の人は近近両用、移動しながら家事をすることが多い人は中近両用など、生活スタイルに応じたレンズを選びましょう。
外出・運転・ファッション用|遠近両用メガネ
外出や運転のほか、ファッションアイテムとして取り入れるなら、遠近両用メガネがおすすめです。例えば車で買い物に行く場合、運転中は遠くを、商品の値札やスマホをチェックする際は近くを見る必要があります。また、外食時には店舗の場所を確認したり、手元のメニューや伝票を確認したりするため、遠くと近くの両方が見やすくなるレンズが便利です。
ただし、遠近両用メガネは慣れるまでに時間がかかる場合があるため、室内での使用に慣れてから外出先で使うようにしましょう。
40代〜50代におすすめのメガネフレーム
遠近両用メガネは、レンズの上部から下部にかけて徐々に度数が変化する構造のため、フレームの縦幅(天地幅)が大きめのものを選びましょう。天地幅が狭いと、下部の近くを見るための部分が削れてしまうため、フレームの天地幅は3cm以上を目安にしてください。
また、長時間の使用でも疲れを感じにくい軽量タイプや、鼻パッド・テンプル部分が顔の形にフィットするものを選ぶことも大切です。以下では、OWNDAYSで取り扱う、40代〜50代におすすめのフレームを紹介します。
【男性向け】落ち着きと知的さを演出するフレーム
OWNDAYS | AIR AU2123N-5S ¥15,000税込
30代後半から50代の男性には、落ち着きと知的さを演出するスクエア型やウェリントン型のフレームがおすすめです。カラーは黒やネイビー、ダークブラウンなどの落ち着いた色味を選ぶと、TPOを問わず使用できます。超軽量で耐久性に優れた素材を使用した「OWNDAYS | AIR AU2123N-5S」は、空気のようなかけ心地が特徴のウェリントン型フレームです。カラーはマットブラック・ブラック・グレー・マットネイビーの4種類があり、日常使いしやすいカラー展開となっています。
【女性向け】柔らかさと上品さを引き出すフレーム
OWNDAYS | AIR GB1027T-9A ¥10,000税込
40代や50代の女性には、プラスチック素材を使用したセルフレームや、プラスチックとメタルを組み合わせたコンビフレームがおすすめです。「Graph Belle GB1027T-9A」は、ボストン型のメタルフレームで、ブリッジ部分の装飾やテンプル部分の2色使いのデザインが特徴で、上品で落ち着いた雰囲気を演出してくれます。カラーはブラック/カーキデミ、ブラウン/ピンクデミ、ゴールド/ピンクデミ、ブラック/ライトパープルの4色展開です。
【ユニセックス向け】誰にでも馴染むデザイン
THE ONE by OWNDAYS Lab. OH2002B-5A ¥21,000税込
ユニセックス向けには、シンプルでどんなファッションにもなじむフレームがぴったりです。1本持っておけば、オン・オフ問わず幅広いシーンで活躍します。「THE ONE by OWNDAYS Lab.|OH2002B-5A」は、ベーシックなウェリントン型フレームです。深みのある艶と美しい発色、そしてあたたかみのある質感が特徴で、性別を問わず、さまざまなファッションやシーンになじみます。ブラック、ブラウンデミ、クリアグレーの3色があり、飽きの来ない、長く使えるフレームを探している人にもおすすめです。
自分にぴったりのメガネを作成する時はメガネ専門店に相談しよう!
40代〜50代になると、夕方になると見えにくくなったり、遠くにピントが合わせづらくなったりすることがあります。見え方に変化を感じたら、自分の目に合ったメガネを作ることで、目の疲れを軽減できます。
しかし、遠近両用メガネは「値段が高そう」「作るのに手間がかかりそう」と思っている人も多いでしょう。OWNDAYSなら、遠近両用レンズがフレーム表示金額のみで作成できます。作成する際は、店舗にご来店いただき視力測定を行ったうえで、最適なレンズとフレームをスタッフと相談しながらお選びいただきます。ご注文からお受け取りまでは1週間〜10日程度で遠近両用メガネをお渡し可能です。OWNDAYSでは手厚い保証サービスもご用意していますので、フレームやレンズ選びに迷ったら、ぜひスタッフにご相談ください。
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全国のOWNDAYS店舗で、無料で視力測定を受けられます
OWNDAYSでは、日本国内の全店舗で高度な視力測定を無料でご提供しています。
「近くが見えづらくなってきたかも」「遠近両用メガネが必要かどうかわからない」といったお悩みも、視力測定を通じてお気軽にご相談いただけます。現在の視力や生活シーンに合わせて、最適なご提案をいたします。
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