2025.01.31 | HOW TO
遠近両用メガネとは?初心者が安心して使い始めるためのポイントを徹底解説

「スマホやパソコンの文字が見づらい」「夜の運転で視界がぼやける」といった症状が現れた際、遠近両用メガネを使うと悩みが解消される可能性があります。しかし、初めて使用する場合、選び方や使い方に不安を感じることもあるでしょう。この記事では、遠近両用メガネの特徴から使用方法まで、初心者が安心して始められるポイントを詳しく解説します。注意点やおすすめフレームも紹介するので、ぴったりのメガネを選ぶ際の参考にしてください。
遠近両用メガネとは?仕組みや見え方が変化する原因
年齢を重ねると、遠くも近くも見づらくなる「老眼」に悩まされることがあります。遠近両用メガネは、こうした悩みを解決してくれる可能性があるアイテムです。以下では、遠近両用メガネの基本的な仕組みや見え方が変化する原因を詳しく解説していきます。
手元が見にくくなる原因は調節力の低下
年齢とともに手元が見にくくなるのは、目の調節力が低下する「老眼」が原因です。調節力とは、遠近のピントを調整する能力のことをさします。若い頃は眼球の中にある水晶体がやわらかく、遠近のピント調整がスムーズに行えますが、加齢と共に少しずつ硬くなり、焦点が合わせづらくなります。
20代正視のピント
40代老視のピント
さらに、現代ではスマホやタブレットの画面を15〜20cmの至近距離で見ることが日常的で、ピントを合わせる位置が年々若年化しています。そのため、遠近両用メガネはシニア層だけのものではありません。「まだ自分には早い」と考える人もいるかもしれませんが、目の疲れや視界のストレスを感じているなら、早い段階での着用をおすすめします。
年齢によるピントが合う距離(近点)の変化
10歳 | 20歳 | 30歳 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 |
---|---|---|---|---|---|---|
7cm | 10cm | 14cm | 22cm | 29cm | 40cm | 67cm |
遠近両用メガネなら1本で遠方も手元も見やすくなる
遠近両用メガネは、一枚のレンズで遠くと近くが補正できる設計です。レンズの上部には遠距離用、下部には近距離用の度数が組み込まれており、視線を動かすだけで遠くも近くも クリアに見ることができます。この仕組みにより、複数のメガネを使い分ける手間を省ける点が魅力です。
例えば、テレビを見ながらスマホをチェックする、会議中にホワイトボードを見ながら手元の資料を確認するといった場合でも、メガネをかけ替える必要がありません。自分のライフスタイルや用途に合わせた度数調整を行えば、快適な視界を維持しやすくなります。
遠近両用レンズの種類と特徴
遠近両用レンズは、累進レンズと二重焦点レンズの2種類に分類されます。以下では、それぞれ異なる特徴やメリット、老眼鏡との違いについて解説していきます。ご自身の利用用途や使い方に合わせて、最適なレンズを選択する際の参考にしてください。
累進レンズ
累進レンズは、遠近両用の主流となっているタイプで、レンズの上部から下部にかけて度数が徐々に変化する仕組みです。見た目が通常のメガネとほとんど変わらず、遠近両用メガネと分かりにくいのが特徴です。レンズ内に境目がないため、後述する二重焦点レンズに比べると、遠くから近くまでスムーズに視界を切り替えられます。
ただし、1枚のレンズに異なる度数が組み込まれている構造上、レンズ周辺部に歪みを感じやすい傾向で、初心者の場合は慣れるまでに時間がかかることがあります。
二重焦点レンズ
二重焦点レンズは、1枚のレンズ内で遠用レンズと近用レンズの境目がはっきり分かれているタイプです。視界の歪みが少なく、慣れるまでの期間が比較的短いのが特徴です。近用部分が広いタイプや半分の割合で遠近が入っているタイプなど、さまざまな種類があります。
二重焦点レンズは、視界の歪みが気になる人や、手元をハッキリと見る必要がある人におすすめです。ただし、レンズの境目が見えるため、自然な見え方を好む人には累進レンズが適しています。
老眼鏡との違い
遠近両用メガネと老眼鏡とでは、視力を補正する範囲が異なります。遠近両用メガネは1枚のレンズ内で遠くと近く両方をサポートするのに対し、老眼鏡は近方専用の単焦点メガネです。老眼鏡は、かけたまま遠方を見ると視界がぼやけるので、メガネを外す必要があります。近くが見やすくなる老眼鏡は、読書や裁縫といった細かい作業に適しています。
遠近両用メガネがおすすめなのはどんな人?
遠近両用メガネは、遠くの見え方は変わらないのに、近くを見るとピントが合いづらくなってきた人におすすめです。また、遠近両方の見え方に不自由を感じる場合にも使用を開始すると良いでしょう。
さらに、普段は老眼鏡を使っていて、かけ替えるのが煩わしいと感じている人や、年齢を感じさせる見た目が気になる人にも最適です。
遠近両用メガネを使用する際に知っておきたい注意点
遠近両用メガネは、1枚のレンズに異なる度数が入っているため、最初は視界に違和感を覚えやすく、慣れるまでに時間がかかる傾向があります。また、視線を移動した際に、レンズの端部分が歪んだように見えることもあります。
さらに、近視や遠視の度数のみが入った単焦点レンズに比べると、視野がやや狭くなる点にも注意が必要です。通常、これらの違和感は慣れると軽減されていくため、無理をせず徐々に使用時間を伸ばしていくことを心がけましょう。
遠近両用メガネの選び方・使い方
遠近両用メガネは、慣れるまでに時間がかかることがある点や、使用開始初期は視界に違和感を覚える点に注意が必要です。しかし、適切なレンズやフレームを選び、正しい使い方を把握しておけば、上記のようなデメリットは解消できます。次からは、遠近両用メガネの選び方や使い方を、詳しく紹介していきます。
遠近両用メガネは早めの利用開始がおすすめ
遠近両用メガネは、年齢を問わず、遠くや近くの焦点をスムーズに切り替えられなくなる「老眼」を実感し始めた段階での着用がおすすめです。老眼の初期には、「スマホの画面が見づらい」「読書中に文字がぼやける」などを感じることがあり、見えづらさを放置すると、目の疲れが蓄積し頭痛や肩こりの原因となることがあります。早期に遠近両用メガネを取り入れると、急激な視界の変化を避けてスムーズに順応できるだけでなく、不快な症状を防げる可能性があります。特に、40代前後から徐々に近くが見えにくくなりやすいため、症状を感じたら早めにメガネ専門店に相談しましょう。
自分のライフスタイルに合ったレンズを選ぶ
遠近両用レンズを選ぶ際は、自分のライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。日常の活動や仕事の内容によって、最適なレンズが異なるからです。例えば、デスクワークが中心の人には、中間距離特化型のレンズがおすすめです。このタイプを使用すると、パソコン画面や書類などが見やすくなり、長時間の作業でも目の疲れを軽減できます。
一方、運転が多い場合は遠方重視のレンズが適しています。このタイプは、遠くの視界が広く、道路標識やメーターなどへの視線移動がスムーズに行えるのが特徴です。料理や手芸、読書などが中心の人は、近距離から中距離までバランスよく見えるタイプが最適です。
さらに、釣りや楽器演奏といった特定の趣味を持つ人は、用途に応じてメガネを使い分けるのも良いでしょう。例えば、立ち演奏の際は遠近両用、自主練習の際には中近両用レンズを使用するなどです。
メガネを掛け替えることなく、遠くから手元まで見えやすくなるレンズです。屋外や遠くを見ることが多い方におすすめ。
レンズの設計イメージとよく見える範囲
少し離れた距離から手元までが見えやすくなるよう設計された、室内の生活に適したレンズです。室内にいる時間が長い方におすすめ。
レンズの設計イメージとよく見える範囲
パソコンやスマホなど、手元から少し先までが見えやすくなるレンズです。近くて細かなものを見る方におすすめ。
レンズの設計イメージとよく見える範囲
必要に応じて高性能なレンズも検討しよう
乱視がある人や近視が強い人は、必要に応じて高性能なレンズを検討しましょう。OWNDAYSには、通常のレンズに加えて、プレミアム遠近両用レンズ、カスタムメイド遠近両用レンズの3種類をご用意しています。これらの高性能レンズは、通常のタイプに比べて歪みや揺れを感じにくく、視野が広いため、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。また、視界の切り替えがスムーズに行えるので、遠近両用メガネに慣れにくい人にもおすすめです。
車の運転は遠近両用メガネに慣れてから始めよう
運転時に遠近両用メガネを使用する場合は、メガネに十分慣れてから運転を始めましょう。視線の切り替えがうまくできない状態では、運転に集中できず事故を引き起こす可能性があるからです。まずは、室内で使い方のコツを習得します。具体的には、遠くを見る時はあごを少し引いてレンズ上部を使い、近くを見る時は顔を動かさず目線だけを下げてレンズ下部で見るようにしてください。
遠近両用メガネの使い方をマスターし、室内の移動がスムーズに行えるようになったら、短時間から運転を開始していきましょう。焦らず徐々に使用環境を広げていくことが大切です。
遠近両用メガネにおすすめのフレーム
遠近両用メガネを快適に使うためには、レンズだけではなくフレーム選びも重要です。OWNDAYSには、装着感を感じにくい軽いタイプや縦のサイズが広いタイプなど、多様なニーズに対応できるフレームを豊富に取り揃えています。以下では、当店でおすすめのフレームを3つ紹介します。
軽量で柔軟性に優れたタイプ

OWNDAYS | AIR AU2105A-4A ¥13,000税込
OWNDAYS|AIR「AU2105A-4A」は、高機能プラスチックのウルテム樹脂素材を使用しています。柔らかくて軽く、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴で、遠近両用メガネ初心者の人に最適です。カラーはマットブラック・クリアグレー・クリアカーキ・マットネイビーの4色展開。高級感のあるマットカラーと快適な着け心地が魅力です。
天地幅が広いタイプ

Graph Belle GB1027T-9A ¥10,000税込
Graph Belle「GB1027T-9A」は、レンズの上部から下部まで十分な距離を持たせた天地幅が広いタイプ。遠用と近用の度数の距離が離れており、視界に歪みを感じにくいのが特徴です。また、視線の移動がスムーズに行えるため、遠近両用メガネ初心者の人におすすめです。テンプル部分が2色使いになっており、デザイン性にも優れています。カラーは、ブラック、 カーキデミ・ブラウン、ピンクデミ・ゴールド、 ピンクデミ・ブラック、ライトパープルの4色です。
柔らかい配色がおしゃれなタイプ

OWNDAYS | ESSENTIAL ECO2029N-4S ¥9,000税込
OWNDAYS | ESSENTIAL「ECO2029N-4S」は、実用性とファッション性を兼ね備えたフレームです。トレンドを意識したクリアなカラーリングに少し太めのリムが、ダテメガネをかけている様なこなれた雰囲気を漂わせます。カラーは、ブラック・ブラウンデミ・クリアグレー・クリアピンクの4色展開です。明るめのカラーもあり、遠近両用メガネに抵抗がある人でも気軽に取り入れられます。「遠近両用メガネでおしゃれも楽しみたい」という人におすすめです。
遠近両用メガネを初めて購入するならOWNDAYSがおすすめ!
「遠近両用メガネは高そう」というイメージがあるかもしれませんが、OWNDAYSでは、通常の遠近両用レンズであればフレーム表示金額のみで作成できます。そのため、「遠近両用メガネを試してみたい」と考える人にぜひおすすめです。作成する際は、来店後に視力を測定し、スタッフと相談しながら最適なレンズとフレームを選んでいただく流れとなります。ご注文からお渡しまでの期間は、1週間〜10日程度です。
充実の安心アフターケアサービス
OWNDAYSでは、ご購入後も安心してお使いいただけるよう、充実した保証をご用意しております。
近視や乱視がある人でも大丈夫!3種類の遠近両用レンズをご用意
OWNDAYSでは、お客様の視力状態やライフスタイルに合わせて選べる3種類の遠近両用レンズをご用意しています。スタンダードな「遠近両用レンズ」は、フレーム表示金額のみで追加料金0円です。さらに、強い近視や乱視がある人で遠くも手元も快適に見たい人向けの「プレミアム遠近両用レンズ」、強い近視や乱視に加えて遠近の度数差が大きく、長時間メガネを使用する人向けの「カスタムメイド遠近両用レンズ」の3つからお選び頂けます。
遠近両用レンズ
プレミアム
遠近両用レンズ
カスタムメイド
遠近両用レンズ
当日でもOK!待ち時間を軽減!来店予約がおすすめです。
OWNDAYSでは、全店舗で無料の視力測定を行っており、事前にWeb予約が可能です。来店前にスマホやパソコンから予約しておけば、混雑時でも待ち時間を短縮できます。

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